Google Payとおサイフケータイの違い

Google Payが開始されました。Nexus/PixelやHuaweiのおサイフケータイ未搭載のスマホでも使えるのでしょうか?Android Payとおサイフケータイの違いを調べてみました。

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Google Payとおサイフケータイの違い

Last update 2018-06-20 15:55

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おサイフケータイを1つのアプリで管理できる、Google Payが登場しました。と言ってももともとスマホには「おサイフケータイ」が搭載されていたし、なにか違いがあるのだろうか?また、「Android Pay」との違いは?
おサイフケータイを搭載していないスマホでもおサイフケータイが使えるの?などなど「Google Pay」を使うメリットは?などをいろいろ調べてみました。

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Google Payとは

Google PayとはiPhoneのApple Payのように1つのアプリで電子マネーを管理できるアプリとそのサービスのことです。
今までは「Android Pay」と呼ばれていましたが、今後は「Google Pay」に統一されるようです。
ただ、もともと日本ではAndroid Payが使える店舗が少なかったので、ほとんど普及していなかったようです。
Android Payは、「NFC(エヌエフシー)(Near Field Communication)」と呼ばれる短距離通信システムを利用してレジとスマホでデータの送受信を行うのですが、対応しているリーダーが日本ではほとんど普及していないんですね。
というのも日本ではもっと以前からおサイフケータイという「FeliCa(フェリカ)」と呼ばれる短距離通信が普及していたので、NFCを新たに普及させるメリットがなかったんだと思います。

おサイフケータイとの違い

おサイフケータイアプリ一覧ではもともとスマホで使われていた「おサイフケータイ」と「Google Pay」の違いは?
「Google Pay」のメリットの1つが、1つのアプリで「WAON」「nanaco」「Suica」「楽天Edy」を管理できる点。今まではいちいちそれぞれのアプリを起動しないと「チャージ」「残高確認」「設定」などができなかったのですが、Google Payを使うとこのアプリ1つでこれらの4つの電子マネーを管理できます。

おサイフケータイ アプリただし、もともとスマホにはこれらの電子マネーを管理できる「おサイフケータイ」というアプリがインストールされています。

おサイフケータイのホーム画面「おサイフケータイ」を立ち上げると、スマホの電子マネーの残高が一覧表示されるので、Google Payを使わなくても似たようなことはできます。

Google Payのメリット

ではGoogle Payをあえてインストールしてもメリットはないのか?と思われるかもしれませんが、以下のメリットがあります。

Google Pay上から登録・チャージができる

モバイルSuicaを立ち上げたところ例えば「Suica」を新たに使えるようにする(登録)には「モバイルSuica」アプリをインストールし、このアプリ上から登録する必要がありました。
また、お金のチャージも「モバイルSuica」アプリから行う必要があります。

メールアドレスと秘密の質問が、Google Payでは登録もGoogle Pay上からできます。
「Suica」だけでなく「nanaco」や「楽天Edy」「WAON」も同じようにGoogle Payから登録し、使えるようになります。

SIMカードがなくても使える

注意事項また「Suica」などはSIMカードが挿入されていないとこのようなエラーが表示されて使えなくなってしまいます。が、Google PayではSIMカードが挿入されていないスマホでも「Suica」などが使えるようになります。

年会費がかからない

モバイルSuicaは基本的には年会費(税込み1,030円)がかかります。が、Google PayからSuicaを登録すると、この年会費がかかりません。
これはiPhoneのApple Payと同じですね。

nanacoは現金チャージのみ

デメリットとしてはnanacoのみ、チャージは現金チャージのみです。セブンイレブンのATMやレジでチャージするしか(今の所)できないようです。
nanaco クレジットカードでのチャージ方法
nanacoの現金チャージの仕方

またWAONも「イオンカード(イオンのクレジットカード)」を登録しないとクレジットカードからのチャージができないようです(nanacoと同じで現金によるチャージは出来る)。

Nexus/PixelやHuaweiなど外国のスマホでもおサイフケータイが使える?

最も気になるのが「Nexus」や「Pixel」、そして「Huawei」といった外国で発売されているおサイフケータイ未搭載の高性能スマホで使えるか、でしょう。
残念ながらおサイフケータイ未搭載のスマホでは、Google Payは使えても、「WAON」「nanaco」「Suica」「楽天Edy」は使えないようです。
もともとこれらの電子マネーは、Google Payで対応になったとはいえ、「FeliCa」でレジと通信するため、「FeliCa」を搭載していない海外のスマホでは使用できません。

ただし、マクドナルドが2018年夏から「NFC」対応のリーダーを設置するようなので、日本のコンビニやスーパーで「NFC」対応のレジが導入されればこれらの電子マネーも海外製のスマホで使えるようになるかもしれません。

Apple Payとの違い

クレジットカード

iPhoneの「Apple Pay」との最大の違いは、まだ(2018年6月時点)ではクレジットカードの登録ができない点です。
実際にはクレジットカードを登録できるのですが、Web上の買い物にしか使えず、Apple PayのようにクレジットカードをiDやクイックペイ経由で使うことができないので、(今の所)クレジットカードを登録してコンビニなどリアル店舗での買い物はできないっぽいです。

ただし、マクドナルドやローソンではNFC対応のレジを導入する動きがあるので、今後はコンビニやスーパーでGoogle Pay経由のクレジットカード決済が出来るようになるかもしれません。

認証が不要

iPhoneのApple Payでは、Suicaのみ指紋認証や顔認証無しでかざすだけで使えますが、Google Payでは今までのスマホのおサイフケータイと同じで認証なしで使えます。
アプリも立ち上げる必要はありません。
この辺はGoogle Payのほうが簡単ですね。

オートチャージ

Apple PayのiDやクイックペイは、クレジットカードを登録して使用するため、そもそもチャージという概念がありません。(Suicaはチャージして使う。ただしオートチャージあり)
それに対してGoolge Payの「WAON」「nanaco」「Suica」「楽天Edy」はあらかじめお金をチャージして使う必要があります。で、おサイフケータイのWAONやSuica、Edyでは残高が一定以下になると登録したクレジットカードから自動でチャージする「オートチャージ」があるのですが、どうもGoogle Payではこれらのオートチャージが使えないっぽい。

ポイントカードの登録

おサイフケータイやApple Payとの大きな違いの1つが、ポイントカードを登録できる点です。

dポイントまだ種類が限られていますが、バーコードタイプのポイントカードは、Google Payに登録してバーコードを見せてポイントを貯めることができます。

上新電機上新電機もポイントカードを登録できました。

TカードTポイントカードも登録できます。
ただし、Yahoo!IDに紐づけしていないと登録できないらしい。

まとめ

Apple Payに遅れて登場したGoogle Payですが、Google Payがなくてもおサイフケータイ対応の各アプリがあれば使えるので、正直、あまり魅力的ではないのですが、今後、バーコードの表示で支払いが完了する「○○ Pay」も使えるようになるかもしれませんね。

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最終更新日 2018-06-20 15:55

 

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投稿日:2018-06-20 | このページのトップへ | コメントを書く | 管理

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