AQUOS Pad レビュー

auから発売されたAQUOS Pad SHT21を購入しました。ヤフオクで2万円弱で落札。Nexus 7より安く、性能は上。しかもIGZO搭載でバッテリーが長持ち!

 
 

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AQUOS Pad レビュー

 

 

Last update 2013/07/31 03:01

 

AQUOS PadAQUOS Phoneに続いてAQUOS Padも購入してしまいました!ヤフオクでなんと2万円弱。利用制限が△だったのでこんな安く購入できたのですが、私が購入したAQUOS Padはauから発売されたモデルで、DoCoMoのAQUOS Pad発売の影響からか全体的にSHT21は安いです。
DoCoMoのAQUOS Padとの違いは、「ワンセグ(au)」か「フルセグ(DoCoMo)」と、解像度(au版は1280x800。DoCoMo版は1920x1200)と、かなり魅力的な部分が削られているわけですが、多分価格が4~5万はするんじゃないかと推測し、だったら安いau版でいいか、と思ったわけです。
負け惜しみではありませんが、私の部屋は地デジの電波がほとんど受信できないのと、1280x800と1980x1200の解像度の違いは、ほとんど人間の目には識別不可能なレベルなので、それほど後悔はしていません。というか、AQUOS Padはかなりすごいです。

購入後、新型Nexus 7が発表されましたが、解像度以外はAQUOS Padのほうが上なので、価格が同じぐらいならAQUOS Padをおすすめします。
それとAQUOS Padは、写真のように充電用スタンドが付属してくるんですけれど、やっぱりスタンド式の充電器のほうが楽ですね。
ちなみに手前のスマホは、AQUOS Phone SH-02E。

スペックとDoCoMo版との比較

  AQUOS Pad
SHT21
AQUOS Pad
SH-08E
発売キャリア au DoCoMo
発売時期 2012年12月 2013年8月
OS Android4.0 Android4.2
画面サイズ 7インチ
サイズ 106x190x9.4mm 107x190x9.9mm
重量 272g 285g
電池容量 3,460mAh 4,200mAh
解像度 1,280x800 1,980x1,200
外部メモリ microSDXC 64GB対応
CPU MSM8960 1.5GHz
デュアルコア
APQ8064T/1.7GHz
クアッドコア
防水 IPX5/IPX7
カメラ 裏面照射CMOS
800万画素
テレビ ワンセグ フルセグ
GPS
通話機能 非対応 対応(ヘッドセット)
内蔵メモリ 1GB 2GB
内蔵ストレージ 16GB 32GB

大きさの比較

Nexus 7やAQUOS Phoneとの比較左から初代Nexus 7、AQUOS Pad SHT21、AQUOS Phone SH-02E。
初代Nexus 7と解像度が同じはずなんですけれど、若干AQUOSのほうが解像度が高いのか表示されている部分が多いですね。

Nexus 7と幅の比較初代Nexus 7よりも幅が1.4センチ細いです。
新型Nexus 7よりも8ミリも細いんです。
7インチタブレットだと、男性であれば片手で握れるギリギリのサイズ。
ところがAQUOS Padは、女性でも握れるサイズ。男性の場合は、さらにしっかり握れる、という感じ。
かなりいいです。

中指がちょうどロック解除ボタンにあたるで、秀逸なのが、片手で持った時にちょうど人差し指か中指がロック解除ボタン(電源ボタン)に当たる位置にあること。
Nexus 7は、片手で握る前にロック解除ボタンを押して・・・と、いちいちめんどくさかったんですけれど、AQUOS Padは、その手間がないのでかなり楽。
この違い、結構大きいです。
あと、後で紹介しますが、私は主にタブレットは自炊した電子書籍を読むのに使っているんですけれど、細ければ細いほど長時間握っていてもつかれないので、同じように電子書籍のリーダー用に購入を考えている人は、Nexus 7よりもこちらがベストかも。

1ミリ薄い厚さはAQUOS Padが1ミリほど薄いです。
Nexus 7は、握った瞬間分厚い。というイメージでしたが、たった1ミリの差でこんなに薄く感じるのか、というぐらい薄いです。
ただ新型Nexus 7はもっと薄い(7.6ミリ)ようです。

ズボンのポケットにも入る意外かもしれませんが、7インチタブレットって、一応はズボンのポケットにすっぽり入るんです。
一応、AQUOS Pad(DoCoMo版)は、Wi-Fi版は発売されず、購入時はauかDoCoMoとパケット定額などのプランと組み合わせて購入になりますが、私のようにヤフオクで購入し、Wi-Fiオンリーで使用することも可能です。
DoCoMoのSH-08Eは、Bluetoothなどハンズフリーを使った着信通話もできるようなので、スマホの代わりにもなるっぽい。

外観

microSDカードとSIMカード挿入口SHARPの端末の特徴として、AQUOS Phoneもそうですが、MicroSDカードやSIMがいちいちバッテリーや裏のカバーを外さなくても簡単に脱着出来る点。
AQUOS Padもこのように端末の左下に挿入口があります。
防水仕様なのでUSBケーブル差込口に蓋があり、充電の時にいちいちフタを開けるのがめんどくさいんですけれど、充電スタンドで充電するのでほぼ、フタを開けることはないです。

ロック解除画面ロック解除画面。
左がAQUOS Pad。右がNexus 7。
このようにまったく違います。

タッチペン(スタイラスペン)に対応AQUOS Padの特徴として、スタイラスペンで手書きメモを作成できる点。(iPhoneなどと違い、特殊なペンでもタッチパネルが反応する)
実は、ロック解除画面でも手書きメモを立ち上げることが出来、そのまま画面にスタイラスペンを使って書き込めるんです。
この手書きメモ、普通のスマホなどは指で書かなくっちゃならないので、すごく字が汚くなっていましたが、スタイラスペンを使うと意外と綺麗に書けるんです。

ロック解除画面にメモロック解除画面に手書きしたところ。
このまま保存するだけでなく、Facebookなどに投稿することもできます。
AQUOS Padの手書きメモはかなり実用的です。
ただ、スタイラスペンがすごく細くて短いので、もっと太くて長いものがあればもっと使えるのになぁ。と思いました。
任天堂DS用のスタイラスペンは使えませんでした。

裏側背面。左がAQUOS Pad。右がNexus 7。
背面はしっとりとたざらざらな素材で、滑りにくいです。
角の丸みが小さく、個人的にはiPhoneのようなカクカクしたデザインが好きな私としては、好きです。

ベンチマーク

ベンチマークの比較ベンチマークの比較。
旧Nexus 7(3570)に比べると、半年後に発売されたAQUOS Pad(5857)に分があるのは当たり前といえば当たり前。
ですが、新型Nexus 7(5501)よりもベンチマークはいいようです。
ちなみにAQUOS Phone SH-02Eは、ベンチマークはダントツの7189。

ただ、色々いじった感覚ではAQUOS Padは、若干もっさりした感じ。
普段iPhoneやiPadをいじっているからか、アプリからホーム画面に切り替えた時や、リンクをタップした時など若干もっさりとしているかな、という感じ。
ただ、誤解してほしくないんですけれど、あくまでiPhoneと比較して、という感覚の場合であって、使っているぶんにはまったく問題なし。
ただベンチマーク上の数値なんて、あんまり意味ないんだな。という感じ。

AQUOS Padのベンチマークベンチマークの結果。
Nexus7に比べると若干サクサク。
2012年6月に発売された、Optimus Itと比べるとかなりサクサク。
GALAXY S2と比べるとびっくりするほどのサクサク感。

ディスプレイ

AQUOS PadのディスプレイAQUOS Padは、IGZO搭載で省電力であり、高解像度を実現したディスプレイなんですけれど、解像度や表現力に関しては若干疑問符。
解像度はNexus 7と変わらないということもあるのですが、なんか色が薄いんです。
こちらはAQUOS Pad。

Nexus 7のディスプレイこちらはNexus 7。
こちらのほうが文字がくっきりしていて見えますよね。

斜めから見ると薄くなるブラウザを見ている時にディスプレイを斜めから見ると、このようにかなり薄くなる・・・。
でも別のアプリだと斜めから見ても薄くならないんですよね~。だからディスプレイとしては、斜めから見てもIPSパネルのように薄くならないはずだとは思うんですが・・・。

カメラの撮影圧巻なのがカメラ。
このように7インチの大きな画面で確認しながら撮影出来ます。
AQUOS Padのカメラは800万画素で、iPhoneと同等。

AQUOS PadでYahoo!AQUOS Padでパソコン版Yahoo!を表示させたところ。
縦1200ピクセルという解像度のおかげで、このようにパソコンより表示面積は広いです。
当然7インチでこの解像度だと、パソコン版表示では文字の識別は小さすぎるのですが、iPad miniに比べて解像度が高い(PPIが高い)だけあって、拡大しなくても読みやすいです。
iPad miniだとYahoo!のトップページの文字がギザつきが目立っちゃうんですよね。

拡大すればくっきりパソコン版のページも、ダブルタップすれば拡大され、このように文字がくっきりと読みやすくなります。

設定やステータスバー

設定スマホ版のアンドロイドとの違いのひとつが「設定」の画面。
このように左右に2分割され、細かい設定も画面切り替え無しにアクセスできます。
設定に表示される項目の並び順は、SHARP独特で、Wi-Fiなどのネットワーク関連が下の方に表示されているのがわかります。

で、ちょっと使いにくいのが「ステータスバー」。
Nexus 7やスマホと違い、右下から上に指をスライドさせて表示させるんです。
これがちょっと感度が悪いのか、なかなか反応してくれない。
しかもアプリによっては表示させることが出来ないっぽい。
Wi-FiやGPSなどの設定にアクセスできるショートカットも省略されていて、このへんはかなり使いにくくなっています。

ステータスバーステータスバーの時計の部分をタップすると、このように設定の各項目にアクセスできるショートカットが表示されます。

自炊用のリーダー

デラックス版コミックとの比較さて、7インチタブレットの最大のメリットというか、使うのに最も適しているのが電子書籍や自炊したPDFなどを読む電子ブックリーダーとしての使い道。
このようにデラックス版のマンガに比べると、ちょっと小さいんですけれど、ポケットに入り、片手で持てる7インチは電子書籍にはぴったりの大きさ。

3分の2の大きさだいたいデラックス版に比べると、3分の2ぐらいの面積。

マンガを表示させたところところがいざ読むとなると、小ささがまったく気になりません。
解像度自体が高いし、コントラストも高いので、文庫本サイズのコミックという感覚。
また、紙の媒体の最大の欠点が、日にちが経過していくと紙が色あせてくるという点。
電子化されたデータは、いくら年月が経過しても色褪せることはありません。

文庫本より小さい文庫本と比べても若干小さい・・・。

自炊したPDFを表示マンガだけでなく、小説やら文字だけの本もこのように文字がくっきり表示されるので読みやすいです。
アンドロイドの電子ブックリーダー用アプリは、色を反転(白を黒に。黒を白に)出来るのですが、文字だけの本の場合はこの方が断然読みやすい。

SONY Reader 6インチとの比較SONYの電子ペーパーReaderとの比較。
Readerは6インチなので、一回り大きいですね。

SONY Readerとの比較やはり7インチと6インチの差は大きい。同じページを表示させてもReaderの方は余白ができてしまうので、さらに小さく表示されてしまうんです。

ページめくりも電子ペーパー端末に比べはやく、たくさんの電子書籍を詰め込んでいる場合は、圧倒的にアンドロイドタブレットのほうが使いやすいです。
ただ、バッテリーの減り方は電子ペーパーのほうが圧倒的に少ないので、じっくり読めるという点では、電子ペーパーのほうが有利。
私が省電力ディスプレイのIGZO搭載のAQUOS Padにしたものそれが理由。

バッテリー

3時間34分で12%の減少電子ペーパーと比べればいくらIGZOディスプレイといっても、ガンガン減っていきます。が、こちらの画像はAQUOS Padで電子書籍を3時間半ほど読書した時の、バッテリーの減り方。
なんと3時間34分で、たった12%しかバッテリーが消費されていません。
同じIGZOを搭載したAQUOS Phoneは、ディスプレイをつけっぱなしだと1時間あたり17.14%消費されたので、3時間半では40%近くバッテリーが減るはず(IGZOとはを参照)なんですけれど、AQUOS Padはたった12%。
バッテリーの容量自体がAQUOS Padは大きい(3460mAh。AQUOS Phone SH-02Eは2,320mAh)ということもあるんでしょうけれど、まる1日読書してもバッテリーが十分残っている点は、かなり魅力的。
ちなみにiPhoneなんかだと、3時間半で74.38%ほどバッテリーが減ってしまうので、iPhoneよりもバッテリーのもちがいいです。

10時間7分で2%の減少さて、待受けのみの場合のバッテリーの消費はどうなんでしょう?
画像は待ち受け(Wi-Fiオン)にしておいた場合の、10時間経過した時のバッテリーの減り方です。
なんとたった2%しか減っていません。
この計算で行くと、100%から0%になるのは500時間ってことになります。(笑)
そこまでは行かなくても待受けのみであれば、100時間(約4日)程は充電しなくてももちそうです。

iPadも待受けのみであれば、びっくりするぐらいバッテリーがもつ(スリープ状態で1ヶ月たってもほとんど減っていない)んですけれど、AQUOS Padも近いレベルかもしれない。

まとめ

ヤフオクでAQUOS Phone SH-02Eを落札(落札価格約4万円)。その後、AQUOS Phoneのあまりのバッテリーのもちのよさと、使いやすさに勢い余ってAQUOS Pad SHT21(落札価格約2万円)してしまいました。
auの利用制限が△のものは、3万円以下で出品されていることも多く、Nexus 7以上の機能・性能をもったAQUOS Padがそれほど変わらない価格で入手できるかもしれません。

おもな用途は、電子書籍の朗読。
マンガや文庫本などを時間が開いている時に読んでいます。私はもともと大人になってからは、あまりマンガも読まなくなったし、ましてや読書などほとんどしませんでした。が、電子書籍に出会ってからは、時間が開けば頻繁に読書するようになりました。
このような生活スタイルになったきっかけは電子書籍のおかげだし、タブレットのおかげだと思います。
今まで雑誌を購入しても、読まずに床に放置させていましたが、タブレットのお陰でそんなだらしない無駄な生活ともおさらば。

使ってみてだいたい1週間ほど経過しましたが、お気に入りの一品になりました。現在、私は約10台ほどのスマートフォンを購入して来ましたが、これを購入してからiPhoneはあまり触らなくなりましたね。
それとNexus 7とiPadはまったく触らなくなりました。(笑)
今はAQUOS PhoneとAQUOS Padをメインに、屋外ではiPhoneを使う。という感じ。

何よりバッテリーのもちがいい点が気に入っています。iPadに比べると、多少もたつく部分もありますが、ストレスにはならないレベル。
ちょっと気になる点としては、ブラウザのスクロールが相変わらずアンドロイドは使いにくいかな。と。
それと、スタイラスペンが細くて短いので、別売でいいので、もう少し使いやすいものが発売されてくれれば、と思います。
SHARPのIGZOディスプレイは、AQUOSシリーズは指の静電式以外にも専用のスタイラスペンを使っても反応できるのですが、任天堂DSようのスタイラスペンや、他の棒には反応しなかったので、実質的に手書き入力をするには、指か専用のスタイラスペン、そしてiPhoneなどで使われている静電式のペンしか方法がないんですよね。
で、指やiPhone用のペンだと太すぎてうまく字が書けない。なので、もっと太くて長さ的にもちょうどいいペンが発売されればと思います。

新型Nexus 7が発売されて、購入を検討している人もいるかもしれませんが、やっぱり「薄さ」と「軽さ」はタブレットにおいては重要な検討すべき項目だと思います。
新型Nexus 7は、AQUOS Padに引けをとらない「薄さ」「軽さ」を持ち合わせていますが、ここに「バッテリーのもちの良さ」を加えたAQUOS Padの方が個人的にはお勧めです。

スマホがあるからいいや。とか、iPadがあるからいいや。なんて思っている人も、7インチの使いやすさを知ってしまうと、スマホや10インチクラスのタブレットには戻れなくなると思います。
それぐらい7インチという大きさは絶妙なんです。

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2013/07/31 03:01 | このページのトップへ | コメントを書く | 管理