Googleアシスタントを開始する方法と使い方、iPhoneのSiriとの比較をしてみました。
最終更新日:2017-10-09 01:47
iPhoneのSiriに対抗した、アンドロイドの音声認識機能の「Googleアシスタント」がようやく使えるようになりました。Googleアシスタントの開始方法と、使い方やSiriとの比較を紹介したいと思います。
Googleアシスタントをスマホで使うには、「Android 6.0」以降のバージョンであることが条件です。
Androidのバージョンを調べるには・・・
2017年7月現在、最新は7.0になっています。
アシスタントを呼び出した状態で命令するには、マイクの部分をタップするか「OK Google」と話しかけます。
iPhoneのSiriは、iPhoneに触れなくても「ヘイ、Siri」と話しかければ反応してくれるので、Siriのほうが使い勝手はいいです。
まれにテレビなどの音声で反応する時がありますが。(笑)
マイクの部分をタップして話しかけてください。
しばらく考え中のあとに・・・
最初は自分のことを色々記憶させると、あとで助かるかもしれません。
ちょっと発音が変ですけどね。(笑)
「ニュースを読み上げて」と話しかけると、登録しているニュースを読み上げてくれます。
この音声はきちんとプロのアナウンサーがしゃべった音声を再生させているので、イントネーションはきちんとしています。
多くのサイトで「Googleアシスタント」や「Siri」について紹介されているのが、人間的な会話ができるかどうか、って場合が多いんですけれど、はっきり言って面白いのは始めだけで、実用的じゃないです。
もともとGoogleアシスタントやSiriは、会話目的の機能ではないですし。
というわけで、もっとちゃんとしたSiriとの比較をしたいと思います。
音声アシスタントで最も実用的なのが、今日の天気を聞くことでしょう。よほどの引きこもりでない限り、天気予報は最も知りたいデータです。特に、音声だけで調べることができれば、忙しい朝、服を着替えている最中に手ぶらで調べることができます。
Googleアシスタントはこんな感じ。シンプルでわかりやすいですね。ちょっとダサいけれど。
Googleアシスタントでも、きちんと声で読み上げてくれますが、Googleアシスタントのほうが時間単位の天気が表示されるようです。
逆にSiriは、一週間の天気予報が表示されました。
天気予報と並んで私が頻繁に使うのは、タイマーのセットです。
例えばカップラーメンのお湯を注いだときに、「3分間のタイマーをセット」と話しかけると、いちいちタイマーアプリで3分間をセットしなくてもカウントしてくれます。
私はカップラーメンを食べませんが、○時までに仕事を終了させる。的な使い方でタイマーを使ったり、15分だけ仮眠をとる。なんてときに使っています。
アンドロイドのタイマーってセットが意外とめんどくさいので、声でタイマーがセットできるのはすごい便利。
タイマーのカウントダウン中に、「タイマーをストップ」と話しかけてみると・・・
どうやら声でタイマーをキャンセルすることはできないようです。
意外とこれは便利。
さて、音声アシスタントが本領を発揮するのが、リマインダーとの連携です。リマインダーを日本語に訳すと「思い出させる」という感じなのですが、音声アシスタントとリマインダーを組み合わせると、スマホが超優秀なマネージャーに早変わりします。
リマインダーの最大の武器は、アンドロイドにしろiPhoneにしろ、「場所」を指定して知らせてくれる点です。
「場所」にチェックが入っていることを確認し、「場所」が自宅になっているか確認し、②の右上のチェックをタップします。
「リマインダーを表示」をタップすると・・・
アンドロイドでもiPhoneと同じように、音声アシスタントとリマインダーの組み合わせが使えることが判明しました。が、1つすごく残念なことがあるんです。
アンドロイドのリマインダーは、残念ながらスマホがスリープ状態だと、音だけの通知なんです(画面が点灯しない)。
しかもその通知音がメールの受信音と同じ音で、メールが届いたのかリマインダーなのか、がわからないんです。
それと、iPhoneのリマインダーは、ちゃんと家を出発するときに知らせてくれるんですけれど、アンドロイドのリマインダーは家にいる時点で知らせてくる。(笑)
「家から出る時」に通知してほしいのに・・・・
というわけで「Googleアシスタント」が悪いわけではないのですが、リマインダーはダントツでiPhoneのほうがすぐれています。
まぁ、アンドロイドのリマインダーはまだ公開されたばかりなので、そのうち使い勝手が向上するんでしょうけれど。
多分、スマートフォンの本領が発揮される機能なんじゃないかと思います。
というわけで、iPhoneのリマインダーについてはリンク先のページで詳しく解説してあるので確認してください。
続いて音声の指示で、連絡先に登録してある人に電話をかけることが出来るか確認してみました。
Siriの場合は、この複数の電話番号の選択も音声だけで選択可能です。例えば「SMARTalk」の電話番号にかけたい場合は、「スマトーク」と答えればOK。
続いて、他のアプリとの連携ができるか確認してみました。
LINEアプリに登録している友だちに、声だけでメッセージを送れるか確認してみます。
友達登録してある「公式アカウント」にメッセージを送ろうとしましたが、うまく聞き取ってくれませんでした。
ただ、アプリへの許可が必要なようで、最初だけこのように「はい」をタップして、SiriからLINEへアクセスできるように設定します。
LINEだけじゃなくて、Facebookへの投稿、ツイッターへの投稿、メールの送信なども出来ます。
この辺の他のアプリとの連携は、iPhoneのほうがずっと進化していますね。
ただいずれは、アンドロイドでも実現できるようになると思いますが。
今度は音声だけで「瞬間日記」という日記アプリで日記を書けるか試してみました。
どちらも音声だけで、アプリの起動から文字の入力はできないようです。。。。
他のアプリやスマホの操作との連携は、iPhoneとSiriの方が一歩秀でていましたが、以下は「Googleアシスタント」の方が得意な検索で比較してみました。
すると写真付きでドンピシャの答えが表示されました。文字と写真の表示だけでなく、きちんと
日本で最も長い川は、信濃川367キロメートル。利根川322キロメートル。そして石狩川268キロメートルです。
と、答えを音声で紹介してくれました。
なんと「日本三大
しかも、答えをちゃんと知りたい場合は、タップして該当先のページを開く必要があり、ちょっと手間がかかります。
続いて音声アシスタント上で翻訳ができれば便利ですよね。
というわけでちゃんと翻訳できるか確認してみました。
きちんと答えが表示され、
すると、привіт там ときちんと翻訳し、発音もしてくれました。
意外とこれは面白いです。(笑)
特に、Google翻訳は進化しているので、海外旅行や外国人観光客向けに活躍してくれそうです。
残念ながら全くできない状態でした。
いずれはAppleも翻訳の技術に参入してくるでしょうけれど、今のところはGoogleに歯がたたないようです。
アンドロイド版のSiriでもある「Googleアシスタント」ですが、ホームボタン長押しや、「OK Google」ですぐに呼び出すことが出来、かなり便利だと感じました。が、やはりiPhoneのようにボタンにタッチしなくても音声だけで呼び出せるようになると、さらに便利だな。と思いました。
SiriとGoogleアシスタントもどちらも、音声認識能力は非常に高く、ほとんど聞き間違えなく認識してくれるようです。が、Siriは、スケジュール管理や他のアプリとの連携が素晴らしく、秘書やコンシェルジュタイプだと思います。
に対して、GoogleアシスタントはGoogle検索との連携に非常に強く、何か調べ事がある場合にSiri以上に適切に答えを教えてくれるように感じました。
あとは、アンドロイドのリマインダーの通知が凄くしょぼい。。。メールが来たのかリマインダーの通知なのかがよくわからない。。。
この辺の進化に期待ですね。
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