Xperia以外でPOBox touch日本語入力を使う

GALAXYやOptimusでXperiaの日本語入力システム、POBox touchを使う方法を紹介します。POBoxは、いろいろな日本語入力の中でも便利な機能が豊富にあります。

最終更新日:2020-04-12 21:09

Xperiaで標準の日本語入力アプリ「POBox Touch」。
他のメーカーのスマホに買い替えてもPOBoxを使いたい!という人が多いようです。私も使いやすく感じていたので、残念・・・と、思ったのですが、日本語入力アプリ 比較で、いろいろな日本語入力アプリを比較してみたんですけれど、POBoxよりも使いやすいアプリがたくさんあるので、すなおに違うアプリを探したほうがいいかと思います。
どうしてもPOBoxがいい!という人は、以下の方法でGalaxyやAQUOSなど他のアンドロイドにPOBox Touchをインストールすることができます。
* iPhoneにインストールすることはできません
* 裏技的な方法なので不具合などが生じても一切責任を持ちません

POBox TouchのAPKをダウンロード

POBox5.4.zip配布ページを開きます。

「POBox5.4」の部分をタップします。

画面の下にダウンロードするか聞いてくるので、「ダウンロード」をタップします。

ダウンロードできない?

このような画面が表示されてダウンロードできない場合は、「Repair your download」を何度かタップしてみてください。そのうちダウンロードできるようになるはずです。

POBox Touch APKのインストール

基本的にどのメーカーのアンドロイドでもそれほどやり方は変わらないのですが、代表的なGalaxyとAQUOSにPOBoxをインストールする方法を紹介します。他のスマホでもだいたい手順は同じです。

Galaxyの場合

「端末内の写真、メディア、ファイルへのアクセスをブラウザに許可しますか?」と表示されるので、「許可」をタップします。

ダウンロードが開始されます。

ダウンロードが終了したらこのような画面になるので、「ファイルを表示」をタップします。

「POBox」にチェックがついていることを確認し、「解凍」をタップします。

解凍が終了したら「POBox」をタップします。

3つのAPKファイルが表示されました。
一番上の「POBox5.4_aligned.apk」をタップします。

不明なアプリをインストール

このように警告が表示された場合は、「設定」をタップします。
*表示されない場合はそのまま進みます

この提供元を許可をオンにします。

オンになりました。

インストールしてもよいか聞いてくるので、「インストール」をタップします。

インストールが開始されます。しばし待ちます。

インストールが完了しました。「完了」をタップします。
「戻るボタン」をタップし、同じように残りの「POBoxSknMono.apk」「POBoxSknSelector_aligned.apk」をインストールします。

POBoxを使うには、POBox Toouchを使えるようにするに進みます。

AQUOSの場合

ダウンロードをタップします。

ダウンロードが完了したら、バツ印をタップします。

アプリ一覧から「コンテンツマネージャー」を開きます。

左側の「ダウンロード」をタップします。

「POBox5.4.zip」を探します。
見つかったらタップします。

「POBox5.4」のフォルダをタップします。

3つのAPKファイルがあります。上から1つずつインストールしていきます。
まずは一番上のファイルをタップします。

するとこのようにチェックがつくので(つかない場合は長タップしてみてください)、右上の をタップします。

「次の場所に解凍」をタップします。

どこでもいいのですが、「ダウンロード」に解凍してみます。

右下の「解凍」をタップします。

ダウンロードフォルダにAPKファイルが解凍されました。
このファイルをタップします。

不明なアプリのインストールの警告が表示されるので、「続行」をタップします。

インストールしてもいいか聞いてくるので、「インストール」をタップします。

インストールが開始されます。

インストールが終了しました。「完了」をタップし、②戻るボタンをタップして

「解凍」「インストール」を残りの2つのAPKファイルに対しても行います。

POBox Toouchを使えるようにする

インストールが完了したらPOBoxを使えるように設定します。

設定を開き、AQUOSの場合は「システム」をタップします。

Galaxyの場合は「一般管理」を開きます。

「言語とキーボード」をタップします。

「オンスクリーンキーボード」を開きます。

「キーボードを管理」もしくは「キーボードを追加」をタップします。

すると「POBox Touch(日本語)」という項目があるはずなので、スイッチをオンにします。

日本語入力アプリは入力する内容を収集されてしまう可能性があるという警告が出るので、「OK」をタップします。

アプリを使用するには再起動しないといけないと表示されますが、すぐに使えます。「OK」をタップ。

POBoxが選択できるようになりました。

POBox Touchを選択する

続いてキーボードをPOBoxに変更しましょう。「標準キーボード」をタップします。

「日本語 POBox Touch(日本語)」にチェックを入れます。

最初だけこのような説明が表示されます。

OKをタップします。

POBox Touchが使えるようになりました。

XperiaのPOBox PlusとPOBox Touchの比較

Xperiaに搭載されている日本語入力アプリは「POBox Plus」と呼ばれるものです。今回紹介したのは「POBox Touch」と呼ばれるものです。

日本語キーボード

こちらが今回インストールしたPOBox Touchの日本語キーボードです。

こちらがXperiaにインストールされているPOBox Plusです。こちらの方がすっきりしていますね。

英語キーボード

もっとも違うのが英語キーボードです。こちらはPOBox Touch。
英字だけで数字や記号が表示されていません。

フルキーボードモードにすると数字と記号が表示されました。

こちらはXperiaのPOBox Plusの英語キーボード。小さく数字や記号が表示されています。

手書き入力

POBox Touchのほうには手書き入力モードが搭載されていました。ひらがなを入力することができます。

POBox touchはここがすごい!

Xperiaの時は当たり前のように使っていたので、あまり気が付かなかったんですけれど、POBox touchは複数の素晴らしい機能があるので紹介したいと思います。
google日本語入力も使いましたが、POBoxは他の入力システムにはないいろいろな機能があるので、ぜひ使ってみてください。

余計なキーを非アクティブにしてくれる

これがPOBox touchのキーボード画面です。
フリック入力も携帯入力表示にも対応しているんですけれど、タッチタイピングが出来る人には、このQWERTYキーボードモードのほうが便利だと思います。
まず、よく見ていただくと分かるんですけれど、「A」「I」「U」「E」「O」のようなよく使う母音が他のキーより一回り大きくなっています。
また「Q」のように日本語入力には使わないキーは、排除されていることがわかります。
で、日本語を入力すると・・・

例えばローマ字入力時、「b」の後に続くキーは、母音か「B」(っを入力する場合)か「Y」(びゃ・びゅ・びょ入力時)のみですが、他のキーが灰色状態になって誤入力を防いでくれるのです。
私のようにタッチタイピングに慣れて、素早く入力が出来る人には、(多分)誤入力する確率を半分ぐらいまで減らしてくれると思います。


この例では、「にほんg」と入力していて、「g」に続く入力可能なキーだけがタップできるようになっており、なおかつ母音が一回り大きくなっているのがわかります。

漢字変換も秀逸

また漢字変換機能も結構賢く、1回目は変換できなかったような場合でも、2回目以降、同じ文章を入力すると前回の漢字変換学習機能が働き、すぐに適切な感じ変換候補を表示してくれます。
この学習機能は、半角英語にも対応していて、例えば「poboxtouch」と一度入力すると、2回目以降は「po」と入力した時点で、第一番目の候補で表示してくれます。

音声入力が使いやすい!

iPhoneも、iPhone4SとiOS5の組み合わせで、入力時に音声入力に対応しました。
アンドロイドも音声入力に対応していて、Samsung日本語入力でもPOBox touchでもキーボードに「マイク」のボタンがあるので、タップすることによって音声で入力することができます。
(google日本語入力は対応していないっぽい)
また、アプリ自体が音声入力に対応していたりするので、対応していない日本語入力システムを使っていても、たいていのアンドロイドアプリでは声でテキストを入力することができます。
これはSamsung日本語入力の入力画面ですが、マイクをタップすると音声入力が開始され、適切だと思われる漢字に変換されて直接入力されます。
ところが、滑舌が悪かったり、漢字変換が間違っていることも多々あって、その場合はいちいち文字を削除して、再入力しなければなりませんでした。

ところがPOBox touchの場合は、POBoxで用意された音声入力システムを使って入力すると(画面左下のマイクのボタンをタップする)・・・

このように適切だと思われる漢字変換・文章をリスト表示してくれるのです。
これがめちゃめちゃ賢くて便利!!!
私のように滑舌が悪かったり、長い文章を入力しようとしたり、変にボイス入力って緊張してしまって、噛んだりしてしまうことが多いんですけれど、その場合でも非常に多彩な文章を候補として表示してくれるんです。
例えばこの場合は、「声でテキストを入力してみる」と喋ったんですけれど、「音でテキストを入力してみる」とか「声でテキスト入力してみる」(「を」が抜けている)というような細かい表現の違いもリスト表示してくれるんです。
スマートフォンで、ブログ記事の更新は骨が折れますが、この入力は多少時間はかかるものの、普通ならストレスが溜まるような長い日記でも、楽しく入力できるんですよね~。
ちょっと人前などでは使いにくい入力方法かもしれませんが、是非試してください。

定型文が呼び出せる

以前、定型文の入力方法を紹介しまいたが、実はこれ、XperiaのPOBox touchじゃないと使えない方法だったんですね~。
他の日本語入力システムでも、こんな便利な機能あるんじゃないか?と思ったんですけれど、どうもないらしい!?
私がPOBoxをGALAXYにインストールしようと思ったのも、このPOBoxの定型文機能を使いたかったから。
もちろん、今回使用回したインストール方法でも、これらの機能拡張を使うことができます。
ただし、google Playで「定型文」や「CopiPe」のようなPOBox touch用の定型文機能拡張をインストールしておく必要があります。

使い方は、キーボードにある顔のアイコンがあるボタンを長押します。

するとインストールされているPOBox用機能拡張アプリの一覧が表示されるので、好きなものをタップ。

例えば「定型文」を選択した場合、このような挨拶をタップするだけで入力ができます。
また、オリジナルの定型文も登録することができ、メールアドレスやよく使う覚えにくいIDなどを簡単に入力することができちゃいます。
詳しい使い方は、定型文の入力を参考にしてください。

まとめ

アンドロイドの日本語入力システムには、Shimejiやgoogle日本語入力、有料のATOKなどが有名ですが、いくつか使った私の感想としては、このPOBox touchが最も応用がきいて、使いやすいですね。
漢字変換の賢さも、かなり実用的で優れています。

私がパソコンの日本語入力システムに初めて出会ったのは、1990年頃の兄貴の使っていたワープロでした。
その後、会社でAppleのMacintoshに触れたときに、「ことえり」というAppleの漢字変換ソフトに出会いました。
その後も、NECの日本語変換システム、最も長く使っている「ATOK」と使ってきました。
現在はパソコンではgoogle日本語入力を使っていますが、あまり賢くなくてATOKの購入も検討しています。
また、iPhoneでBluetoothのキーボードを使った入力では、漢字変換の頭の悪さにイライラしましたが、POBoxは、その中でもかなり賢い部類に入るんじゃないかと思います。
意外とスマートフォンの日本語入力では、一度入力した半角英語の記憶機能がなかったりするので、メールアドレス等の入力等で、かなりこのPOBoxを使い始めてから楽をすることができるようになりました。

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