スマホの日本語入力アプリを比較して採点してみました。使いやすい漢字変換アプリは?ATOKやGoogle日本語入力、iPhoneの日本語入力も比較。
最終更新日:2022-01-14 20:16
スマホの日本語入力(漢字変換)アプリを比較してみました。スマホでは色々なキーボードを選択できますが、その中でも最も使いやすい日本語入力アプリは?ATOKやGoogle日本語入力、XperiaのPOBox、そしてGboardなど代表的なアプリを比較してみました。
なお、この記事を最初に書いたのは2015年でしたが、2020年に追記・修正しました。
今まで30台ほどのスマホ(iPhone、アンドロイド含む)を購入してきたのですが、文字入力時に違和感を感じることがあります。それが文字入力アプリを比較するきっかけとなったのですが、iPhoneなどはストレスがあまりないのに対して、アンドロイドでは「あれ?」と感じることが多い。調べてみると、キー押下時のポップアップ表示の位置の違いでした。
この画像では「り」を入力しようとしていますが、このとき「さ行」と「は行」のボタンが隠れません。
iPhoneの場合、このポップアップがさりげなくなおかつ素早く表示されるので、ストレスを感じにくいんだと思います。
アンドロイドの日本語入力アプリは、POBoxのようにポップアップが真上に表示されて、他のキーのボタンが隠れてしまうものが多い。
以下は、「な」のキーをタップしたときのポップアップの位置。
というわけで、iPhoneからアンドロイドに移行した人でフリック入力に違和感を感じている人は、この辺を確認してもいいかも。
さて、続いては各日本語入力アプリについて、〇〇が出来る、出来ないを調べ、数値化して足してみました。点数が高い=様々な入力しやすい機能が多いともいえるので参考にしてください。
日本語入力アプリ | 点数 |
---|---|
Gboard | 66点 |
Super ATOK ULTIAS | 65点 |
Simeji日本語入力 | 62点 |
S-Shoin | 55点 |
ATOK | 55点 |
iPhone+ATOK | 52点 |
Yahoo!キーボード | 47点 |
POBox Plus | 45点 |
Google日本語入力 | 45点 |
Galaxy 日本語入力 | 45点 |
iWnn IME | 35点 |
OpenWnn | 5点 |
最終的に「Gboard」がダントツでした。実は、最初に記事を書いた時は「Gboard」は使ったことがなくて、比較対象に入れていなかったんです。(存在は知っていましたが)(笑)
各アプリはそれぞれ特色があるのですが、Gboardはそれらのいいとこをすべて所有している超便利な日本語キーボードとわかりました。
ちなみに「Gboard」はiPhone版が公開されています。が、このページではアンドロイド版を検証しています。
いろいろ書いていたらすごいボリュームの記事になってしまいました。このページでは以下のことについて書かれています。
さて、なにを元に採点をしたか、ですが、以下の7つの項目です。どれもあれば超便利な項目だとおもいます。
メールアドレスやパスワード入力時、いちいち切り替えるのはめんどくさいんですよね。なので、英字入力時やフリック入力時に数字が簡単に入力できるか、調べてみました。
■ 出来た/可能
■ 出来ない/不可
Gboard | 可 | 10点 |
Google日本語入力 | 可 | 10点 |
iWnn IME | 可 | 10点 |
OpenWnn | 不可 | 0点 |
POBox Plus | 可 | 10点 |
galaxy日本語入力 | 可 | 10点 |
S-Shoin | 可 | 10点 |
Simeji日本語入力 | 可 | 10点 |
Yahoo!キーボード | 可 | 10点 |
iPhone+ATOK | 不可 | 0点 |
Super ATOK ULTIAS | 可 | 10点 |
例えば「 梅雨前線が活発化して 」を入力するときに、
はいうせんせんかかつはつかして
と、
こうした濁点などをきちんと予測して変換候補を表示してくれるかどうか。
■ 出来る
■ 単語単位なら出来る
■ まったく出来ない
Gboard | 可 | 10点 |
ATOK | 単語 | 5点 |
Google日本語入力 | 可 | 10点 |
iWnn IME | 不可 | 0点 |
OpenWnn | 不可 | 0点 |
POBox Plus | 不可 | 0点 |
galaxy日本語入力 | 不可 | 5点 |
S-Shoin | 不可 | 0点 |
Simeji日本語入力 | 可 | 0点 |
Yahoo!キーボード | 可 | 10点 |
iPhone+ATOK | 可 | 10点 |
Super ATOK ULTIAS | 単語 | 5点 |
「 橋の端を箸を持って走る 」
と
「 ここでは着物を着る 」
が正しく一回で変換できるかどうか。
これが実際検証してみると、うまく変換できないアプリが多かったです。
■ どちらも正しく変換できた
■ 片方しかうまく変換できない
■ どちらも正しく変換できない
Gboard | 片方 | 8点 |
ATOK | 片方 | 5点 |
Google日本語入力 | 片方 | 5点 |
iWnn IME | 不可 | 0点 |
OpenWnn | 不可 | 0点 |
POBox Plus | 片方 | 5点 |
Samsung日本語入力 | 片方 | 5点 |
S-Shoin | 片方 | 5点 |
Simeji日本語入力 | 両方可 | 10点 |
Yahoo!キーボード | 片方 | 5点 |
iPhone+ATOK | 両方可 | 10点 |
Super ATOK ULTIAS | 両方可 | 10点 |
メールアドレスというか、一度入力した半角英数字を記憶してくれるか。
私が最も重視している項目の1つで、私がPOBox Plus(Xperiaの日本語入力)を気に入っているのも、この機能があるから。
メールアドレス等を一度入力すると、二回目以降、1文字入力しただけで予測変換候補に表示してくれるかどうか。
例えば
kabuto_tarou_1999@
docomo.ne.jp
というメールアドレスがあったとして、2回目以降は k と入力しただけで、 kabuto_tarou_1999 まで(もしくは最後まで)を予測変換してくれるかどうか。
■ 記号・数字含めすべて記憶可
■ 英字のみなど制限あり
■ まったく保存しない
Gboard | 可 | 8点 |
ATOK | 英字 | 5点 |
Google日本語入力 | 不可 | 0点 |
iWnn IME | 英字 | 5点 |
OpenWnn | 英字 | 5点 |
POBox Plus | 可 | 10点 |
galaxy日本語入力 | 可 | 8点 |
S-Shoin | 可 | 10点 |
Simeji日本語入力 | 可 | 10点 |
Yahoo!キーボード | 不可 | 0点 |
iPhone+ATOK | 可 | 10点 |
Super ATOK ULTIAS | 可 | 10点 |
なのでここでは8点と採点しました。
なぜか「Google日本語入力」が出来ないという結果に・・・
■ 予測候補を表示できた
■ まったく予測しない
Gboard | 可 | 10点 |
ATOK | 可 | 10点 |
Google日本語入力 | 不可 | 0点 |
iWnn IME | 可 | 10点 |
OpenWnn | 不可 | 0点 |
POBox Plus | 可 | 10点 |
Galaxy日本語入力 | 可 | 10点 |
S-Shoin | 可 | 10点 |
Simeji日本語入力 | 可 | 10点 |
Yahoo!キーボード | 可 | 10点 |
iPhone+ATOK | 可 | 10点 |
Super ATOK ULTIAS | 可 | 10点 |
URLなんかを入力するときに、「 / (スラッシュ)」や「 _ (アンダーバー)」や「 . (ドット)」がすぐに入力できるか、でイライラ度が違ってきますよね。
ATOKやSimejiは、設定で記号・数字が打てるようになります。(後述)
■ 切り替えずに記号が打てた、もしくは打ちやすい
■ 切り替えないと打てない
Gboard | 可 | 10点 |
ATOK | 可 | 10点 |
Google日本語入力 | 可 | 10点 |
iWnn IME | 不可 | 0点 |
OpenWnn | 不可 | 0点 |
POBox Plus | 可 | 10点 |
Galaxy日本語入力 | 不可 | 0点 |
S-Shoin | 可 | 10点 |
Simeji日本語入力 | 可 | 10点 |
Yahoo!キーボード | 可 | 10点 |
iPhone+ATOK | 不可 | 0点 |
Super ATOK ULTIAS | 可 | 10点 |
なぜかYahoo!日本語入力ができないという結果に・・・
■ 2~3字で予測できた
■ まったく予測しなかった
Gboard | 可 | 10点 |
ATOK | 可 | 10点 |
Google日本語入力 | 可 | 10点 |
iWnn IME | 可 | 10点 |
OpenWnn | 不可 | 0点 |
POBox Plus | 可 | 10点 |
Galayx日本語入力 | 可 | 10点 |
S-Shoin | 可 | 10点 |
Simeji日本語入力 | 可 | 10点 |
Yahoo!キーボード | 不可 | 0点 |
iPhone+ATOK | 可 | 10点 |
Super ATOK ULTIAS | 可 | 10点 |
「POBox Plus」や「S-Shoin」「Sper ATOK ULTIAS」などはメーカー独自の日本語入力アプリなので、残念ながら他のメーカーのスマホにはインストールできません。
ブランド名 | 日本語入力アプリ |
---|---|
iPhone | iOS標準キーボード |
Xperia | POBox Plus |
Galaxy | Galaxy日本語入力 |
AQUOS | S-Shoin |
arrows | Super ATOK ULTIAS |
検索キーワードを入力して検索結果とURLを入力してくれる機能。
クリップボードからコピーした文章や、定型文などを張り付けることができる機能等など。
ただし、誤入力があっても「Google音声入力」と違い、変換候補などが表示されずに誤入力のまま確定されてしまうので注意が必要。まぁ、音声識別はかなり正確なので、あまり誤入力されることはないとは思いますが。
結果:66点
有料ですが、パソコンでは超メジャーな漢字変換ソフト。
私は1994年ぐらいからパソコンのATOKを使っています。
使いやすさと変換精度は、さすが。
実は、富士通のスマホ「arrows」シリーズには、さらに賢い「Super ATOK ULTIAS」を搭載しているのですが、記号や数字も一度入力し、確定したものは記憶してくれるし、漢字の正確さも「Super ATOK」の方が上なんですよね。
また、英字入力時に数字のボタンも表示されるので、いちいち切り替えなくていいのは楽。
結果:55点
私はある時期から、パソコンもATOKから卒業してGoogle日本語入力にしました。
デザインが一番クールなのもいいですね。
また、音声入力用のマイクボタンが常時表示されているのもいいですね。
iPhoneのように句読点に対応していないのは残念ですが・・・
結果:45点
意外に人気が高く、Xperia以外でも使いたい。という人は多いようです。
※ 「H」は「ち」「I」は「つ」を入力します。
結果:45点
Galaxy J (2013年発売)から使用しているのですが、徐々に進化しているようです。
今回は「Galaxy S9」(2018年発売)を使用しています。
結果:45点
結果:55点
もともと他の漢字変換アプリと組み合わせて使うアプリかと思って、最初は候補に入れていなかったのですが、独立してキーボードとして公開されていたんですね。
出来なかった項目は、濁点や「ゃゅょっ」の省略予測変換のみ!ただ、実際にブログやLINE、メールなどで長い文章を入力してみると、「濁点、ゃゅょっ省略予測」がいかに便利か、がわかるんですよね。
なので、ぶっちぎりの1位とはいえ、おしい!!
注意点として、設定などを開くと広告(?)のようなものが表示される点。すぐに消すことが出来るんですが、ちょっとうざいなあ。他のアプリではこのようなことがないので、残念です。
なおかつ、一度入力した英数字や記号は記憶してくれるので、2回目以降はワンタップで入力可。
結果:62点
ポップなカラーは好き嫌いが分かれそう。
ただ、顔文字や絵文字を多用する人は使いやすいかも。
結果:47点
他のアプリで出来た、「仲里依紗」の予測変換ができれば、トップだったかも。
あとは「4.」のメールアドレスの1度入力した英数字の保存ができれば完璧。
おまけとして、iPhoneの日本語入力も比較してみました。実は、かなり賢く入力しやすいです。
実際に使ってみるとわかるのですが、タップしたりフリックした時の使いやすさはダントツ。なんだろう、この打ち心地感。実際に体感してみないとわからないかもしれませんが、すごく打ちやすい。
iPhoneの標準入力ではほぼ得点は取れません。ところが、iPhoneの場合、キーボードを「日本語入力時」と「英字入力時」で別のアプリに切り替えることが出来るんです。
「地球儀」のボタンをタップすると、英字入力モードになるのですが・・・
で、このiPhone標準の日本語入力+ATOKの英字入力を組み合わせると、ものすごい使い勝手が良くなります。
結果:52点
「ATOK」には無料版のものと、有料(サブスクリプション)版の「ATOK [Professional]」があります。また、富士通のスマホ「arrows」に搭載されている「Super ATOK ULTRA」もあるのですが、ほぼ「ATOK [Professional]」と同性能になります。
無料版ATOKとの違いは、
1.数字・記号も1度確定したものは記憶してくれる
2.漢字変換が賢くなっている
と、使いやすくなっているんです。
あとは「はいうせんせんかかつはつかしてひとい」を「梅雨前線が活発化して酷い」と変換できたら完璧!
ただし!有料(1か月500円)がかかります。そのかわりWindows/Mac版のATOKも使えるようになります。
意外と評価が高かったので新たに「アルテ日本語入力キーボード」も加えてみました。「アルテ日本語入力」は賢いというよりも、フリック入力を進化させた「ターンフリック入力」などが特徴のようです。なので今回の比較試験では少し不利かもしれません。
かなり残念な結果になってしまったのですが、濁点などを省略してもきちんと変換候補に表示してくれるので、用途によっては使いやすいかも。
あとはターンフリックに慣れるかどうか。私のようなアラフィフには厳しいかも。。。
アンドロイドで多く使われている、OpenWnnを元に開発されているようですが、あまり賢くはありません。
結果:35点
うえで紹介した「iWnnIME」もこのアプリが元になっているようです。が、漢字変換に関しては一番貧弱。
結果:5点
アンドロイドからiPhoneに乗り換えた友人がみんな言うのですが、iPhoneは文字入力がすごくしやすい!ということ。
実はこれ、私も以前から気になっていました。なんというかフリックのときの滑らかさというか、見やすさ?
これを消すには、POBoxの設定画面を開き、
①「表示」をタップ
②「キーポップアップ」のチェックを外します。
ただし、iPhoneのように入力する文字のポップアップも表示されなくなります。
このポップアップを消すには、「ATOKの設定」を呼び出し、
①「テンキー」をタップ
②「フリック入力の設定」をタップ
③「フリックガイド」のチェックを外す
POBoxのように、なにも表示されなくなります。
Simejiの場合は、キーボードに始めから「いうえお」の母音以外の文字が表示されているので、迷いにくいですね。
ただし!!どういうわけかSimejiは、若干キーの入力がもたつくような感じがします。
入力し続けるとそうでもないのですが、LINEなどでちょっと変成しようとSimejiで入力しようとすると、なんとなく入力開始までタイムラグが有るような感じがします。
アンドロイドスマートフォンのキーボードを変更するには、
スマホではキーボードアプリをインストールしただけでは、選択できません。
有効にするには、以下のようにします。
あとは、キーボードの変更で書いたようにキーボードを変更すればOK。
もしくはATOKのキーボードのボタンから「設定」を呼び出します。
「数字キー表示」をタップします。
上にスライドさせると大文字を入力することが出来ます。
意外と便利。
この画面だと英字しか表示されていませんが・・・
数字や記号を入力したい場合は、該当するキーをタップし、指を離さず左右にスライドさせると入力することが出来ます。
「頭文字を大文字に(英語)」をオフにすると、小文字から入力できます。
なお、先ほどのQWERTYキーボードで記号が入力できない場合、「QWERTYフリック」がオフになっているか確認してください。
最後にiOSの音声入力とGoogle音声入力を比較してみました。Google音声入力は2016年当時と比較して非常に進化しているので、2020年時の比較だけでなく2016年当時の比較も残しておきます。(笑)興味がある人は読んでみてください。
iOSの音声入力は、永遠に続けることはできず、1~2分が経過すると自動的に終了してしまうのですが、Google音声入力はほぼ永遠に受付状態になっているのでその辺が影響しているのかもしれません。
どちらも和製英語(スマートフォンなど)はそのままカタカナのままのようです。
もともと音声認識は素晴らしいので、あまり誤入力はないのですがこの点は不便です。
さて、私は夢日記をつけているのですが、目が覚めた瞬間入力しないとすぐに忘れてしまうので、枕元にiPhoneを置いて夢を覚えていた場合はすぐに入力しています。が、目覚めた瞬間は眠すぎてキーボードで入力することが出来ません。なので音声入力しているのですが、改めてみてみるとかなり正確で入力されていて驚きます。2012年ぐらいからこのような手法で夢日記をつけているのですが、年々正確性が上がっている気がします。
そこで比較的長い音声入力の文章を紹介します。以下の画像は音声入力後、修正していないものです。
それ以外はほぼ正確に入力出来ているようです。
2016年当時の記事も残しておきます。このころはGoogle音声入力はまだまだ未熟で、「iPhone」が「Iphone」と変換されていたようです。
以前のGoogle音声入力は単語単位でしか機能しませんでした。が、最近ではしゃべり続けていればほぼ永遠にそのまま文字に変換してくれるようです。
ただし、上の動画を見ればわかるようにiPhoneがリアルタイムに文字を入力してくれるのに対して、Google音声入力はまとめて一気にドカンと入力するような感じ。なので本当に機能しているのかな?と心配になってしまいます。
というわけで、iPhoneとアンドロイドの音声入力の比較をしてみました。
アンドロイドでは、このGoogle音声入力を利用して声で入力することができるのですが・・・
以下の点で、すごく使いにくいんです。
・句読点( 、や 。)や改行を声で変換できない。
・大文字小文字(iPhoneやAndroid)の文字が変 (Iphoneだったりandroidoだったり)
・単語単位だと正確だが、文章になると精度が落ちる
句読点や改行などが声で入力できないとなると、後でいちいち修正しないといけません。しかも、google音声入力では、句読点などが入るような場所に半角スペースが入るので、その修正もしないといけないんです。
あと、Google音声入力はどちらかと言うと、キーワードを正しく入力するように設計されているのか、長い文章になると精度が落ちてきます。
また、音声入力モード中はキーボードが隠れてしまうので、修正などがある場合、その都度キーボードを呼び出したり、音声入力モードを呼び出したり・・・と、手間が面倒。結局、キーボードで入力した方がいい。なんて感じになってしまう。
特に秀逸なのが、句読点、改行なども変換してくれる点(「てん」と言えば「、」に変換してくれる)。
それと、iPhoneやiCloudのようなちょっと変わった位置に大文字があるような単語も、正しく変換してくれます。
また、一度に80文字ぐらいまでは一気に変換してくれるので、音声入力モードとキーボードモードの切り替えが少なくて楽です。
曖昧な変換部には、破線が引かれ、誤変換を探しやすくなっています。
ただし、精度は必ずしも100%正解。というわけではなく、滑舌が悪かったりすると、誤変換が多くなるようです。
私は夢日記をつけると脳に素晴らしい効果がある。と聞いて、枕元にiPhoneを置き、目が覚めると夢日記をつけるようにしているのですが、起きたばかりだと頭がうまく回転しないので、目をつぶっても入力できるように、iPhoneの音声入力で入力しています。が、これがまた精度が高く、起きた直後のムニャムニャした状態でもかなりしっかり夢の記録をつけることが出来るんです。
あとは、誤変換が修正しやすいように、キーボードで入力した時と同じような、漢字の候補が選択できれば完璧でしょう。
ただ、周りに人がいるような声を出せない場所で入力できないのが欠点ですが・・・。
最後にスマホを横向きにした場合の比較を載せておきます。(一部の機種のみですが)
左でかな・英字・数字を切り替えるという感じ。
画像のように誤入力を防ぐために、必要のないキーが灰色になってくれます。
画像は「N」と押したところ。ローマ字入力で使わないキー(「w」や「r」など)がグレーアウトになっています。
総合得点では「Gboard」の66点(70点満点)、「ATOK [Professional]」の65点と「Simeji」の62点がダントツでトップでした。
「ATOK [Professional]」は有料で月々500円(年額6,000円)かかってしまいますが、Windows/Macでも使えるので迷うところです。
Gboardには検索結果を入力したり、翻訳が出来たりと他のキーボードにはない便利な機能が付属しているのもお薦め出来る点の1つ。音声入力もすぐに呼び出すことができ、iPhoneのように数字のテンキーもすぐに呼び出せて痒い所に手が届くのも注目。
得点だけ見るとSimejiが、私は使っていません。というのも、日本語入力というのは最重要のセキュリティが求められる事項ですが、Simejiは2013年、入力した情報を無断で運用会社に送信していたという問題が発覚し、ちょっと考えたほうがいいかな。と。
実はアンドロイドではないのですが、12桁のパスワードをたった数時間で解析された経験があって、以来漢字入力は大企業のものしか使わないことにしているんですよね。
実際にスマホでブログを書いた場合、どのキーボードがストレスがたまらないでしょうか?
やっぱり「濁点、ゃゅょっ省略予測」が出来る、Gboard、iPhoneの日本語変換や、ATOK [Professional]は、圧倒的に楽です。
「今日、業務スーパーで醤油を買った」
というような入力が
「きよう、きようむすーはーてしようゆをかつた」
「きょう、ぎょうむすーぱーでしょうゆをかった」
このような短い文章でも、7つもタップを省略できるわけです。
また、私がメールやブログを書くときによく活用しているのが、iPhoneの音声入力。句読点や改行まで音声で入力できるのは、一度体験すると、キーボード入力がまどろっこしくなります。
iPhone+ATOKの場合は、英数字、記号も記憶してくれるので、色んなシーンでストレスがたまりません。
iPhoneはひらがなは標準キーボード、英字はATOK、のように複数の日本語入力アプリを同時に使うことができます。また、iOS12からディスプレイを強く押す(もしくは押しっぱなしにする)と、カーソルが表示され誤変換の修正が楽になりました。
それとフリック入力が(なぜか)iPhoneが一番使いやすい。
音声入力に関しても、Google音声入力だけでなく、ATOKやドコモのような企業も参加してほしいな。と思います。
で、この記事自体はWindowsで書いているのですが、やっぱりWindows+物理的なキーボード+マウス環境が一番楽だなぁ。と感じました。
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