Pixel Watch/Galaxy Watchで開発者向けオプションを表示させる

Wear OSで、文字盤を自作したり、アプリを開発する場合に、実機で表示させるには開発者向けオプションを表示させる必要があります

最終更新日:2023-12-28 19:02

プログラムが出来なくてもPixel Watch/Galaxy Watchで文字盤を自作できる「Watch Face Studio」。
作った文字盤を実際にスマートウォッチで表示させるには、Pixel Watch/Galaxy Watchで「開発者向けオプション」を表示させる必要があります。
今回は、Pixel Watch/Galaxy Watchで開発者向けオプションを表示させる方法を紹介します。

目次

スマートウォッチで開発者向けオプションを表示させる

Wear OSのスマートウォッチ(今のところPixel Watch とGalaxy Watchですが)で、開発者向けオプションを表示させる方法はアンドロイドのスマートフォンとほぼ同じです。
やり方は以下。

Pixel/Galaxy Watchのクィック設定を呼び出し・・・

設定を開きます。

Pixel Watchの場合

Pixel WatchとGalaxy Watchで若干手順が違います。まずは「Pixel Watch」から。

一番下にある「システム」をタップ。

「デバイス情報」を開きます。

「バージョン」をタップ。

「ビルド番号」を続けて7回タップします。

こんな感じで残りのタップする回数が表示されます。

7回タップすると、「開発者向けオプションが有効になりました」と表示されます。

スマートウォッチの画面を左から中央部にかけてスワイプして戻ります。

すると「システム」の下に「開発者向けオプション」が表示されるようになりました。

Galaxy Watchの場合

Galaxy Watchの場合は「設定」の「時計について」を開きます。

「ソフトウェアバージョン」という項目があるので、ここを7回連続でタップします。

「開発者モードがONになりました」と表示されれば完了です。

一番下に「開発者向けオプション」が表示されるようになりました。

パソコンとPixel/Galaxy Watchをつなぐ

開発者向けオプションは、パソコンとPixel/Galaxy Watchを接続するときに使います。
今回はPixel WatchやGalaxy Watchの文字盤を作成できる「Watch Face Studio」でスマートウォッチと接続する方法を紹介します。

Watch Face Studioの右上にある「Run on Device」をクリックします。

Always on Display(常時点灯時)に、問題がないかチェックが始まります。
24:00:00で終了します。

すると「Connected Devices」という画面になるので、プラスのアイコンをクリック。

「Add Device」という画面になりました。
ここで入力するのは、
①スマートウォッチのIPアドレス
②スマートウォッチのポート番号
③ペアリングコード
④ペアリングポート
です。ここまで来たら今度はスマートウォッチの操作。

「開発者向けオプション」をタップします。

下にスクロールすると「ワイヤレスデバッグ」という項目があるのでここをタップ。

「ワイヤレスデバッグ」をタップしてオンにします。

1回目だけこのように「このネットワークでデバッグを許可しますか」という表示が出ます。

「許可」をタップします。

ワイヤレスデバッグがオンになりました。

下にスクロールすると、①のIPアドレスと、②のポート番号が表示されます。
この①と②を先程のパソコンの画面に入力します。
なお、①のIPアドレスは基本的には1度入力すると変更がないので、2回目以降は入力する必要はないでしょう。

少し下にスクロールして、「新しいデバイスとペア設定」をタップします。

すると6桁の数字の③「ペアリングコード」が表示されます。
その下には④の@ペアリングポート」が表示されます。
この2つを先程のパソコンの画面の③と④に入力します。

パソコンの画面の「OK」をクリックします。

するとパソコンとスマートウォッチが接続できました。
なお、接続はパソコンの電源を切ったり、スリープさせると接続も切れてしまいます。
なので、その度に接続する必要があります。
また、パソコンとスマートウォッチは同じWi-Fiネットワークに接続する必要があります。

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