似たような時期に発売されたので、Pixel 3にするかiPhoneにするか迷っている人も多いと思います。ここではPixelとiPhoneの2台もちの私が、他のサイトには載っていないような実用的な機能の
最終更新日:2019-05-05 15:17
Pixel 3を購入して時間が経過したので、Pixel 3のメリットとデメリットを紹介したいと思います。
単なる紹介ではなく、iPhoneやXperia、Galaxyなど他のスマホとの比較形式で紹介したいと思います。
いろいろなサイトでPixelを絶賛していますが、私が使ってみて感じた点は、言うほどでもないな。ということ。
逆に、これはすごい!と思えるような機能も見つかったので、機種変や新しく買おうか迷っている人は参考にしてください。
最初にPixelの悪い点を紹介します。少し辛口ですが、後半はガッツリ素晴らしい点も紹介するので、我慢(?)してくださいね。(笑)
Xperia、Galaxy、arrows、AQUOSなどいろいろなメーカーのアンドロイドを使ってきましたが、どの機種でもこの症状に遭遇しました。まぁ、あきらめていましたけれどね。
で、ピクセルはGoogle純正なのでこの点が解決されているかな、と思ったのですが、案の定(?)ダメでした。
特にGoogleアシスタントの「リマインダー」で「5分後に知らせて」と設定しておいても、平気で5分や10分遅れて通知してきます。(笑)
Gmailは、いろいろな人が困っているようで私も、いろいろ試行錯誤したのですが未だにリアルタイム通知したりしなかったりです。
ちなみにiPhoneでGmailをリアルタイムで通知させたい場合は、Gmailアプリをインストールすれば可能です。
ただし、動画でも検証していますが、ドコモメールやソフトバンクのMMS、また、iPhoneで使っていたiCloudのメールはもともとプッシュ通知対応だからなのか、ちゃんとリアルタイムに通知してくれました。
※ その後確認したところ、「ドコモメール」や「iCloudのメール」でも通知しないことがあることが判明。今のところ確実にリアルタイムに通知してくれるのは、
以下は通知が遅れたり、通知しなかったり、たまーにちゃんと通知したり…のアプリです。
ほかにもあるかもしれませんが、一応リアルタイムで通知してほしいアプリはこのくらいなので。。。
また、iPhoneではスリープ時でもアプリからの通知を受けると、画面が点灯し通知を表示してくれます。
ピクセルをはじめ、最新のアンドロイドのいくつかは「アンビエント表示」が搭載されて、スリープ解除してくれるものもありますが、見にくい(文字が小さい・暗い)しすぐに消えてしまうのが欠点・・・。
なので、もしスマートフォンをリマインダー的な目的や、仕事でメールを多用している人はiPhoneのほうが向いているでしょう。
どうしてもアンドロイドがいい!という場合は、iCloudのメールアドレスに転送させる、という手法でカバーできるかもしれません。
参照:アンドロイドでiCloudのメールを受信するには
Androidでは、バッテリーを長持ちさせるためにアプリを強制的にスリープさせる「Dozeモード」が搭載されましたが、おそらくこの影響だと思うんですよね~。
アンドロイドではどの端末もデフォルトの設定で、ロック画面の右下に用意されているカメラ起動用のボタンがピクセルには一切ありません。
※画像はGalaxy
※3Dタッチ搭載機のみ
ロック画面をカスタマイズできるアプリを導入すれば、ロック画面にカメラ起動へのショートカットを配置できるかもしれませんが、いろいろ探してはいるのですが、今のところまだ理想的なアプリは見つかっていません。
今後、Googleが対応してくれるのを待つしかないかもです。
Pixel 3の解像度は横1080 x 縦2160なので、それほど恩恵を受けられるわけではありませんが、実際比較してみると色の再現や対象物のシャープさなど、意外と違いが出るんですよね。
60fpsは、1秒間のフレーム(コマ)数のことで、数が多いほどより滑らかになります。ちなみに映画やDVDは、24fps。地デジは30fpsです。
スマホのディスプレイは1秒間に60回書き換えるので、60fpsの動画を見ると非常になめらかな映像になります。
その分ファイルサイズが大きくなってしまうのですが、大切な動画はより高画質・滑らかに保存したかったので残念。。。
※ 画像はGalaxy
私のようにiPhone XやXS、Galaxyの顔認証に慣れていると、指紋認証は非常に煩わしい!
同じ指紋認証のXperiaのようにサイドの電源ボタンがセンサーになってればずっと楽なんですけれどね~。
Pixelは、画面が消えた状態(スリープ中)でも「OK Google」と呼びかければ反応してくれます。が、Galaxyに比べ、感度が悪い気がします。
最も感度がいいのはiPhoneの「Hey, Siri」ですね。スマホをスマートスピーカー的な使い方をしたい場合は、iPhoneのほうがよりスマートに使えます。
2019年02月13日追記:その後のアップデートでかなり反応が良くなりました
これが意外と便利。
例えばGalaxyだと、「OK Google、連絡先を開いて」や「設定を開いて」と声だけでアプリを開くことが可能ですが・・・
※登録した音声以外では反応してくれないので、セキュリティも大丈夫。
よく見ると充電の状態を示す表示が、「充電中」になっていました。
さらに以前使っていたQiだと「低速充電中」です。。。
その代わりディスプレイを2回タップすると、時計+着信・受信通知画面が表示されます。が、アイコンが小さくてよくわからないんですよね・・・。
iPhoneみたいにもっとわかりやすくしてほしいです。。。
iPhoneと同じでMicroSDカードが使えなくなりました。
64GBや128GBモデルが用意されているので、容量的には十分なのですが、写真や動画、音楽をMicroSDにバックアップしておけば機種変も楽なので残念です。
次はPixelの良かった点、便利な機能を紹介します。
一番驚いたのがPixelのカメラ機能の目玉、「
単に夜景をデジタル的に明るくするだけでしょ。と思ったんですが、別次元でした。(笑)
このような薄暗い条件で撮影してみます。
別次元の明るさですよね。
ちなみに同じ時間、同じ場所を撮影しています。どちらもPixel 3で撮影したもの。
まるで一眼レフカメラで長時間露出で撮影したかのような明るさ。
しかも驚くことにこれは三脚も何も使わず、手で持った状態で撮影したんです。
真っ黒で何も映っていません。(笑)
全然レベルが違います。
Pixel 3ではシングルレンズですが、デジタル処理によって一眼レフカメラで撮影したようなボケがかかった写真(ポートレート)が撮影できます。
はじめはどうせ不自然な写真になるだろう。と思っていたのですが、なかなかどうしてデジタル処理にAIを使っているようで、かなりきれいなぼかしがかかります。
スマホのような撮像素子が小さいカメラでは、奥にある被写体にもピントが合ってしまうのですが、ポートレートモードで撮影すると、このように奥の被写体がぼやけてまるで高価な一眼レフカメラで撮影した写真のようになります。
Pixelの場合は、iPhone XSのように奥にある被写体のぼかしのレベルを自由にあとから選択できるんです。
ポートレートを活用したい場合、iPhoneや他のアンドロイドよりピクセルのほうが楽しめるかもしれません。
「アンビエント表示」とは、スリープ中でも画面の一部(時計やメールなどの通知)を常時表示させておくことができる機能。
Pixel 3のように有機ELディスプレイの場合、素子1つ1つが発光できるので、液晶ディスプレイと違い時計だけを表示させてもほぼバッテリーが消費しないんです。
iPhone XSやiPhone Xも有機ELなのですが、iPhoneだとできないんですよね~。
Galaxyではいろいろなギャラリーが用意されていて、このようにクールな待ち受け画面が設定できるんです。
Galaxyではアンビエント表示させる時間帯を選択できます。あまりバッテリーを消費しないといっても、消えた状態よりはバッテリーを消費するので、寝ている時間帯はアンビエント表示をオフ。という設定が可能なんです。
ところがPixelではそれができません・・・。
検索可能な被写体があると、このように丸いアイコンが表示されます。ここをタップすると・・・
例えば柿の木を調べてみると…うーん。1つもヒットしませんでした・・・。
「Googleレンズ」はこれからの進化に期待ですね。
意外とはまったのがAR機能の1つ、「Playground」。ポケモンGoで一躍有名になった「AR(
要はカメラを通してディスプレイに表示された背景に、用意されたキャラクターや文字を表示させる機能なのですが、なかなか面白いです。
どんな感じかは以下の動画を参考にしてください。実際にスマホで試してみると、もっと楽しいですよ。
配置したキャラクターは、タップすると縁が白くなるので、スワイプして配置場所を移動したり、ピッチイン・ピッチアウトして大きさも変更できます。
キャラクターはいくつも配置できます。また、キャラクターに動作をさせたりも可能。
ウィジェットとは、アプリを立ち上げなくてもホーム画面の一部にアプリの機能の1部や、特定の操作のショートカットを配置できる機能。
このように天気予報を配置しておけば、いちいちアプリを立ち上げなくても週間天気予報を調べることができます。
また、音楽プレーヤーのウィジェットを配置しておけば、タップ1つで音楽を再生できます。
タップするだけで現在位置から職場、もしくは自宅、あるいは指定した場所へのルートをすぐに検索してくれます。
こういった便利なウィジェットはiPhoneにはありません。
最後にPixel 3のバッテリーについても紹介しておきます。ネット上では「Pixel 3はバッテリーが減るのが早い」という書き込みが多いのですが、実際に私もそう感じます。
今のところ毎日充電しています。iPhoneや他のアンドロイドでは、1日おきに充電しているので明らかに早く減っていると思います。
確かにまだ購入した手で、いろいろいじっている、というのもありますが、iPhoneを購入したての頃でもそれほど早く減っていなかったと思うんですよね。
これを見るとほぼ毎日充電しているのがわかります。
価格についてですが、Pixel 3はハイエンドスマートフォンの中では安い部類です。最近のiPhoneやXperia、Galaxyは10万円越えが当たり前になってきましたが、Pixel 3 64GBは何とか10万円以下に収まっています。
特にソフトバンクの48回払い(下取り)だと、かなり月々の端末支払代金を抑えることができます。
以下はiPhone XS 64GBとPixel 3 64GBの月々の端末分割代金です。
48回のトータルで、136,800円です。
ちなみに25回目で買い替えれば、48回払いもそこでストップし、約半額の68,400円程度で済みます。
64GBでは心もとないかな。と思ったのですが、私はPCも持っているので、動画を撮影したらパソコンに転送させればいいので、十分かな。と思います。
Pixel 3を2週間ほど使ってきて現在わかっているPixel 3の不具合を乗せておきます。まぁ、Pixel3に限らずAndroid全機種の問題も一部ありますが。。。。
これは最初の「Pixelのここががっかり」でも載せましたが、メールの通知以外の具体例も紹介しておきます。
私はAmazon アレクサで、リマインダーの登録をしているのですが、スマホのアプリからも時間が来ると通知してくれます。が、遅延がひどいんです・・・・
これを見ると1分前(つまり15時58分)に、Amazonアレクサアプリから「サプリを飲む時間」というリマインダーが通知されています。
つまり28分も遅れて通知してくるんです。
たまに時間ぴったりに通知してくるときもありますが、2回に1回は、このようにおそろしくとんでもない時間に通知してきます。
ひどいときには通知すらしてきません。(笑)
「リマインダー」は日本語で、「思い出させる」。つまり、何かし忘れそうな行動をスマホが知らせて思い出させてくれる機能なのですが、こんな気まぐれなリマインダーなんておそろしくて使えませんよね。(笑)
ただし、時計アプリなどのアラームなどはきちんと正確に知らせてくれます。
2019年02月13日追記:その後のアップデートでだいぶ改善されました。が、まだ若干アップロードされるのに時間がかかることも。
Pixel3では、Google Photosが画像の無制限アップロードがついてくる(期間指定あり)ので、そちらを利用していますが
このAmazon Photosアプリをインストールしておくと、保存ずると自動でクラウド上にアップロードしてくれるんですよね~。
ところがPixel 3のAmazon Photosは、通知と同じでアップロードしてくれない時も多いんです。
その場合は手動でアップロードできますけれど、だったらUSBケーブルをつないでパソコンに転送するよ!と、思ってしまいます・・・。
まぁ、あいにくPixel 3には「Google Photos」というアプリがあらかじめインストールされていて、Google Photosが似たような機能をもっていてPCにワイヤレスで転送してくれるのですが。
2019年02月13日追記:その後のアップデートでだいぶ改善されました。
きちんとセットしてくれる場合は、「15分ですね?スタート」と言ってくれるのですが・・・
「Google アシスタント」で確認してみると、「キャンセルしました」とかそもそもタイマーをセットしてないことが多いんです。
30分だけ昼寝したい。なんてときに、眠いから声で頼みたいのに・・・。
で、結論としてどちらがいい?のか、なのですが、私は私のようにスマホにある程度詳しくて、何でも自分で解決できる!という中級者から上級者レベルの人は、Pixelはおすすめです。
特にiPhoneを長く使ってきた人には、ぜひPixelの購入をお勧めします。
何かを実現させたい場合は、かなり歯ごたえがある機種です。(笑)
また、Pixelのカメラ機能はかなりユニークです。シングルレンズだから・・・と、侮れない魅力があります。
それにキャリアアプリがほとんどインストールされない点も、マニア好みでしょう。
上で紹介した不具合や、がっかりポイントもソフトウエア的に解決できなくもないと思うので、今後の期待も込めてお勧めします。
私の場合、Amazon Prime会員なので「Amazon Photos」で無圧縮でアップロードできるのですが、先ほど書いた通り不安定なので…。
逆に機械は苦手。という初心者には向いていません。例えばPixelにはドコモメールアプリが提供されていません(ソフトバンクの携帯メールは、「メッセージ」アプリで何も設定せずに受信できる)。
iPhoneからの乗り換え時に、iPhoneからデータを吸い出すことができますが、ほぼアプリは初期化されているので初めからセットアップしないといけません。
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