LINEやメールが来たらスマホの画面を点灯させるには
最終更新日 2020-10-12 20:44
アンドロイドのLINEの最新バージョンでは、ポップアップ通知が廃止され、スリープ中にメッセージを受け取っても画面がつかなくなりました。残念ながらLINE側では以前のような通知に戻す気はないようです。
iPhoneや最新のアンドロイドの一部の機種は、LINEやメールの受信があると一時的にスリープを解除し、画面にメッセージ内容を表示してくれるものもありますが、今回はそういった機能がないアンドロイドでも、LINEやメール、SMSなどを受信したら画面が点灯する方法を紹介します。
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目次
メッセージを受信したら画面が点灯する機種
私はiPhoneとアンドロイドを合計20機種以上所有しているのですが、アンドロイドの不満の1つがメールやLINEなどを受信しても通知音が鳴るだけで、なんの通知だかよくわからない!という点。
LINEはその中でも唯一、iPhoneのようにスリープを一時的に解除してメッセージ内容を表示してくれましたが、最新のLINEのバージョンでこの機能が廃止されてしまいました。
Xperiaのアンビエント
Xperiaでは、LINEやメールが来るとスリープを解除して画面を点ける「アンビエント」という機能が搭載されています。
オン・オフするには以下。
「新しい通知」をオンにします。もし、逆に通知が来た時も消えたままにしたいときは、ここをオフにします。
iPhoneのようにメッセージの内容も表示させるには、Glimpse Notificationsに進んでください。
iPhoneの場合
iPhoneは通知の表示が秀逸で、非常にわかりやすくそして使いやすいです。見られたくない場面では非表示にも出来るし、Apple Watchとの連携も利用すると、仕事などで新着メール、メッセージを見逃したくない人にとってはiPhoneのほうがおすすめです。
Galaxy の場合
Galaxyは、「Edge Lighting」という機能が搭載されていて、LINEやメールなどを受信すると、スリープ中でも画面の縁にイルミネーションが表示されたり、LINEの受信内容がポップアップ通知させることが出来ます。
アンドロイドのアンビエント表示
アンドロイドでも有機ELディスプレイを搭載した一部の機種(Pixel 3やXperia XZ3以降)では、アンビエント表示と言ってメールやメッセージを受信すると、画面を点灯しメッセージ内容を表示したり、iPhoneと同じようにスマホを手に取ると通知を表示してくれる機能があります。
ただ、やはりiPhoneに比べ見にくいので、通知を見逃したくない!というのであれば、iPhoneに買い換えるのも手です。
iPhoneとAndroidの比較
通知管理アプリ
今回はアンドロイドでアンビエントに対応していない機種でも、LINEやメールを受信したらスリープを解除して通知を表示してくれるアプリの使い方を紹介します。
Glimpse Notifications
通知が来るとスリープを解除する機能を実現するアプリはいくつかあるのですが、最もスマートで人気の高い、「Glimpse Notifications(グリンパス・ノティフィケイションズ)」を紹介します。
「Glimpses」とは、「垣間見る」とか「ちらっと見る」という意味。
「Notifications」は、「通知」ですね。
通知へのアクセスを許可
インストール後、アプリを開くとまずこのような警告が表示されます。
日本語にすると「このアプリが機能するには、通知アクセスが必要です」。
ここでは、「有効にする」をタップします。
「設定」の「通知へのアクセス」が開くので、「Glimpse Notifications」の部分をオンにします。
本当に通知へのアクセスを許可していいか聞いてくるので、「許可」をタップします。
Android 6以上の場合
続いてこのような「Android 6以上で画面が点灯した・・・」というような警告が表示されますが、無視してしまってもいいのですが、「修正する」をタップし、
「その他の設定」が開きます。
先ほどの警告は、「画面オンの遅延」をオンにすると通知音が途切れたりしないよ、ということなのですが、Xperia 1でここをオンにするとうまく動作しないようなので、「画面オンの遅延」はオフのままでOK。
このような「デバイス内の写真やメディアへのアクセスを許可するか」聞いてきたら、「許可」をタップします。
設定完了
前バージョンと違い、最新のGlimpse Notificationsでは、これだけで動作します。
試してみる
「テスト」というボタンをタップしたら、すぐに電源ボタンを押して画面を消灯してテーブルや机の上に置いてください。
このようにアンビエント表示になってしまった場合は、どこか設定が間違っている可能性があります。先ほどの「画面オンの遅延」をオンにしていないか確認してください。
点灯時間を長くする
Glimpse Notificationsは画面の点灯時間も変更できます。デフォルトでは5秒ですが、もっと長くしたい場合は①の設定をタップし、「ロック画面」をタップ。
スライダーが表示されるので、好きな秒数を選択します。なお、5秒以下は出来ないっぽい。
またあまりに長くするとバッテリーの消費が速くなるので注意。
省電力化をオフにする
Androidではバッテリーの消費を抑えるため、あまり使わないアプリは画面が消えている間、スリープさせてしまう
そこで、Glimpse NotificationsをこのDozeが働かないようにします。
「Glimpse Notifications」を探してタップします。
ここに表示されているアプリは、省電力化対象から外れているアプリです。
「最適化していないアプリ」の隣の▼の部分をタップします。
「Glimpse Notifications」をタップします。
「最適化しない」のほうにチェックを入れます。
②の「完了」をタップ。
古いバージョンのGlimpse Notifications
以下、古いバージョンのGlimpse Notificationsの設定。一応残しておきます。
画面が点灯しない
設定した時はうまく動作していたのに、しばらくすると通知が来ても画面が点灯しない時があるかもしれません。その場合は以下を見直してください。
起動すると画面の下の方に赤いラインで、「Notifications access not enabled.」と表示されています。これは「通知へのアクセスが許可されていません」という意味。「ENABLE」というボタンをタップします。
アンドロイドの設定画面に切り替わり、「通知へのアクセス」が表示されます。ここで「Glimpses Notifications」をオンにします。
なお、LINEやメールを受信したら画面を点灯させる機能が必要なくなった場合は、アプリの右上のオン・オフのスイッチをオフにすると、オフにすることが出来ます。
Glimpse Notificationsの基本画面
Glimpse Notificationsは残念ながら日本語化されていません。そこで主要な項目を日本語化してみました。
テストしてみる
基本的には初期設定のままでも動作するのですが、どんな感じに動作するのかテストすることが出来ます。
アプリの下に表示されている「TEST」というボタンをタップします。
5秒経過すると画面が自動で点灯するので、画面をスリープ状態にしてくれ、という表示がでます。画面を消してスリープ状態にしてみます。
Pocket Mode
「Pocket Mode」とは、スマホの受話器付近にある照度センサーを利用し、スマホがポケットに入っているときや鞄に入っているときは、通知が来ても画面を点灯させないようにする設定。
が、この機能をオンにするとバッテリーの消費が著しく低下するので、おすすめしません。よってここでは説明も省略します。
Motion Detection
「
「手に持ってスリープ解除」の機能がついていないスマホにとっては結構便利な機能です。ただし、バッテリーの減りは多少早くなるので、全員にお勧めできるわけではありませんが、意外と便利です。
どのような機能かは、以下の動画がわかりやすいと思います。
元からあった?
Pixel 3など「アンビエント表示」が出来るアンドロイド機ではもともと手で持ち上げたり、ダブルタップでスリープ解除する機能は実装されていました。が、文字が小さくて見にくかったんですよね~。
また、Xperia XZのようにダブルタップには対応しているものの、手に持ってスリープ解除を実装していないスマホでもiPhoneのように、手で持ち上げて通知画面を表示させるように出来ます。
もし、うまく動作しない場合は、加速度センサーの感度を調節してください。
「Turn Acceleration Sensor」を開き、
「High Sensitivity」を選択してみてください。
ただし、バッテリーの消費はその分多くなるっぽいので注意。
Quiet Time
「Quiet Time」は、おやすみモードのようなもので、指定した時間(寝ている時間など)を設定しておくと、その時間帯は通知が来ても画面を点灯させない設定が指定できます。
ここもあまり必要ないと思いますが、スマホ自体におやすみモードを設定している場合は、「Support System quiet time」にチェックをしておく程度でいいと思います。
App Selection
もし、うまく動作しないアプリがあった場合は、ここをオンにします。
私もGmailなど一部のアプリがうまく動作しなかったので、ここをオンにしたらうまく動作するようになりました。
その場合、以下の手順で動作させるアプリを選択します。
アプリのリストが表示されるので、右側(All Apps)から通知が来たら画面を点灯させたいアプリを選択(タップする)します。
選択されたアプリは左側の「Selected Apps」に表示されます。
LINEやメールなどのアプリを登録しておきます。
Lockscreen
「Lockscreen」は、画面を点灯させる時間を設定できます。(ここがオフだと5秒)
が、この機能をオンにすると、システムの権限を利用するため、指紋認証やスマートロックが一時的にオフになってしまいます。
具体的に言うと、Glimpse Notificationsが画面を消す動作をすると、指紋認証などの生体認証が一時的に無効になってしまうんです。(手動で画面をオフにした場合は、指紋認証やスマートロックは使える)
ロックを解除するときにこのような画面が表示され、いちいちパスコードを入力しないとロックを解除できなくなるので、おすすめできません。
通知が来たときの画面点灯時間を長くしたい場合は、この「Screen lock method」をタップします。
ここで「
これを許可してしまうと、Smartlockや指紋認証が無効になってしまいます。
もし、Glimpse Notificationsのようなアプリを設定していて、指紋認証が効かなくなった場合は、設定をオフにすれば再び指紋認証が使えるようになります。
Recurring Notifications
「Recurring Notifications」は、未読通知があると指定した時間が経過したあと、再び通知してくれる機能。これは意外と便利なので設定しておくことをおすすめします。
「Recurring Notifications」の部分をタップするとこのような画面になるので、何分後に再通知するか時間を指定します。
「Recurring Limit」は何回再通知をするか、です。私のおすすめは1回。
「Recurring Action」は再通知の時どんな通知をするか、が選択できます。
おすすめは「Play Sound(通知音を鳴らす)」と「Show Lockscreen(ロック画面を点灯)」です。
「Customize sound」をタップすると再通知の時の音を変更できます。通知音を変更しておくと、新着メッセージなのか再通知の通知音なのかがわかりやすくて便利。
More Conditions
「More Conditions」はその他の条件。
「Notifications Priority」は通知するアプリの優先度を指定します。
ここはそのまま(標準)のでOK。
通知の優先度とは「設定」の「通知とアプリ」などで選択できるアプリごとの優先度です。
メールやLINEなど、通知が重要なアプリは「中(標準)」以上に設定してあるので、大抵のアプリはこのままでOK。
Extras
うまく動作しない場合は、この「
「Extras」は「補足」という意味。
うまく画面が点灯しない場合はここを設定します。
まず、「Persistent Notifications」をオンにしてみてください。
Glimpse Notificationsを継続的にバックグラウンドで動作させることが出来る設定です。
また「Delay Screen-ON」もオンにしてみてください。
Pixel でも使いたい
Pixelにはアンビエント表示が実装されているので、似たような機能はアプリを使わなくても可能なのですが、何度も書くように字が小さくて見にくい!そこでPixel3にも「Glimpse Notifications」をインストールしてみました。が、うまく動作しません。
このようにアンビエント表示機能がある機種でも、スリープ解除を実現するには一度Glimpse Notificationsをすべて設定し、最後にGlimpse Notificationsのオフ(画像の矢印の先のスイッチ)にしてみてください。
なぜかこうすると実現できました。
DynamicNotifications
もうひとつ、通知アプリの中でも有名なアプリ「DynamicNotifications」を簡単に紹介しておきます。
Glimpse Notificationsと違い、こちらは果然日本語対応。
「DynamicNotifications」をオンにするだけで動作します。
Glimpse Notificationsと同じで細かく設定が可能なのですが、あまり設定する項目はありません。
基本的な設定画面はこんな感じ。
ほぼGlimpse Notificationsと同じようなことが出来ます。
ただ、DynamicNotificationsの最大の特徴が、通知画面を専用のものに変更できる点。
DynamicNotificationsを導入するとこのような専用の通知画面が点灯します。
ここで画面中心から右にスワイプした時に次にどのような動作をするか設定出来ます。
動作を選択します。基本は「通知を表示」か、その通知のアプリを立ち上げる「アプリを起動」でいいでしょう。
ここで気をつけなければならないのは、「画面をオフにする」と「画面をオフにし、通知を削除」です。
この2つを指定すると、管理者権限が必要で、この機能を使って画面をオフにすると次にロックを解除するときに指紋認証やスマートロックが無効になってしまうんです。
こんな感じ。いちいちパスコードを入力しないとスマホが使えなくなります。
なのでこの2つは指定しない方がベター。
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最終更新日 2020-10-12 20:44
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最終更新日 2020-10-12 20:44 / 投稿日:2019-02-12
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