Dozeモードとは?バッテリーを長持ちさせる機能の使い方
Last update 2020-02-24 00:57
古いスマートフォンは、スリープ状態でもアプリが動作したままになり、いつの間にかバッテリーがなくなっていた。という状況が多々ありました。
Xperiaでバッテリーが急に0になくなる
そこで、「Android6.0」からスマホを使っていないときのバッテリー消費を押さえる「Dozeモード」が搭載されました。
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Dozeモードとは
「
I was dozing.
で、「私は居眠りしていた」という感じで使われます。
Android 6.0から搭載された「Dozeモード」は、スマートフォンがしばらくのあいだ使用されていない場合、アプリの動作やネットワークへの接続を保留し、電力消費を押さえる機能です。
Android 6.0では、Dozeモード以外に「アプリ スタンバイ」という省電力機能も搭載され、こちらは主にネットへの接続を制御するような機能のようです。
Dozeモードの効果
DozeモードはAndroid6.0以降のOSを搭載されたスマホであれば、自動的に機能します(オフすることは出来ない)。
そこで、Android 5.0を搭載したXperia Z5と、その後、Android 6.0にアップグレードしたXperia Z5で、実際にDozeモードがどれくらい効果があるか比較してみました。
参考値として、Xperiaにもともと搭載されている「スタミナモード」も含めた3つでバッテリーの消費を比較してみました。
以下は、スリープ状態で通話やスマホをいじらない状態で、100%のバッテリー残量から0%になるまでの時間を計測してみました。
これが実験結果。
■オレンジ色のラインが、Android5.0のXperia Z3。「スタミナモード」はオフです。
■ブルーのラインが、Android 5.0のXperia Z3ですが、今度は「スタミナモード」をオンにした状態です。
で、■グリーンのラインが、Android6.0にアップグレードしたXperia Z3です。
Android 6.0のXperiaでは、「スタミナモード」が使えなくなってしまいました(Android 7.0から使えるようになった)ので、スタミナモードはオフで計測しました。
Android 5.0 スタミナモード オフ |
Android 5.0 スタミナモード オン |
Android 6.0 Dozeモードオン |
114時間 | 125時間 | 162時間 |
Dozeモードを搭載したAndroid 6.0のエクスペリアのほうが、1.42倍ほどバッテリーの消費を押さえることが出来ました。
Android のバージョンを確認する
現在、最新のAndroid は、10.0(2020年2月現在)です。が、古い機種の場合、Android 5.0以下の可能性があります。Androidのバージョンを確認するには以下。
「Android バージョン」に現在のスマホのバージョンが記載されています。
ここが6.0以上の数字なら、「Zoneモード」を使うことが出来ます。
Dozeモードのデメリット
バッテリー消費時間が1.4倍ほど長くなるDozeモードですが、弱点というかデメリットもあります。
そのひとつが、バックグラウンドでの動作が制限されてしまうこと。
iPhoneの場合は、この制限がかなり厳しく、アプリが暴走するというような問題や使っていないのにバッテリーがなくなっていた、ということは殆どありません。が、アンドロイドはかなり注意して監視しておかないと、アプリの暴走が起こることがあります。
が、この「Dozeモード」によってアプリの暴走がかなり抑えられるようになった気がします。
が、逆にアプリからの通知が鳴らなくなったりすることが増えました。
「Dozeモード」ではスマホがスリープ状態になり、使っていない時間が長くなると、アプリの監視チェック時間(メンテナンスの時間枠)の間隔が長くなります。
なので、メールが来ているのに全然音が鳴らない。とか、一気にまとめて通知が来た。と言うような症状が起こるようになりました。
この辺はiPhoneのほうが俄然使いやすい気がします。
また、バックグラウンドで写真などをバックアップするアプリも、たまに動作を止めてしまうことがあります。
Dozeモードをアプリごとにオフにする
そこで「Dozeモード」では、アプリごとにDozeのオン・オフが出来るようになっています。
XperiaのDozeモードの設定
使い方の説明が表示されます。
必要なければ「今後表示しない」にチェックをしてOKをタップします。
まず「最適化しないアプリ」の一覧が表示されます。
「最適化しないアプリ」とは、Dozeモードの制限を受けないアプリということです。
あらかじめ幾つか登録されている場合もあります。
「アプリ」という部分をタップします。
スリープ中も動作させたいアプリにチェックを入れます。
これでDozeの制限を受けなくなりました。
GalaxyのDozeモードの設定
Galaxyの
設定を開き、「端末のメンテナンス」をタップします。
Dozeをオフにしたい(監視対象外にしたい)アプリにチェクを付け、右上の「完了」をタップします。
AQUOS のDozeモードの設定
「最適化しない」にチェックを入れると、Dozeの制限を受けなくなります。
「完了」をタップします。
Dozeをオフにする
ツイッターなどでGmailの通知が遅れるといった不具合が頻繁に報告されています。が、おそらくほぼDozeのせい。
そこでDoze自体をオフにすることも出来ます。(それでも通知が遅れるときがありますが…)
Doze自体をオフにする方法は、Dozeをオフにするにはを参考にしてください。ただしパソコンが必要です。
LINEなどは
私がいくつか試したところ、LINEなどは長い間スリープ状態でもメッセージが来るときちんと通知音がして、画面にメッセージが表示されました。
ただ、「Amazon Photos」のような写真をクラウド上にバックアップしてくれるアプリは、同期を停止してしまい、再びアプリを立ち上げてやらないと同期が始まらないようでした。
充電中はDozeが解除
充電中はDozeモードが解除されるようです。なので、アプリの動作が制限されることはないようです。
Dozeモードが働いているとアラームなども制限を受けるらしいので、スリープ中にアプリを動作させたいままにしたい場合は、充電した状態にしておくほうがいいかも。
進化するDozeモード
Dozeは、Androidのバージョンが上がるたびに少しずつ進化していっているそうです。
この辺のアプリの管理に関しては、iPhoneのほうが数段上手なので、ハードを含めてもっときっちりGoogleさんには管理してほしいんですけれどね~。
メーカーごとの余計な機能を追加させない・・・とか。
関連ページ
- Dozeをオフにするには
- Xperiaでバッテリーが急に0になくなる
- アンドロイドのバッテリーを長持ちさせるには?
- アンドロイドのバッテリー
- iPhoneのバッテリーの寿命を延ばす
- Apple Watchのバッテリーを長持ちさせるには
- XperiaをAndroid6.0にアップグレードしてみた
最終更新日 2020-02-24 00:57
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投稿日:2017-10-29
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