IIJmioでナビはできる?

IIJmio高速モバイル/Dの128kbpsの回線で、アンドロイドのナビがちゃんと現在位置を見失わないで動作してくれるか、実験。

 
 

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IIJmioでナビはできる?

 

 

Last update 2012/04/11 00:59

 

アンドロイドに最初からインストールされているナビは、googleマップをカーナビ化したアプリですが、無料のわりにメチャメチャ使えるので、ほとんどの地域(トンネル・高架が多い地域を除く)で役にたってくれると思います。
ただ、専用のカーナビと違い、地図データなどを受信しながら表示しているので、パケット通信が必要になってきます。
スマートフォンの場合は、ほぼみんなパケット定額制に入っているので、パケット代を気にする必要はありませんが、IIJmio:高速モバイル/Dという、月々945円でパケット通信ができるサービスがあるので、このIIJmio:高速モバイル/Dでナビアプリの地図データがスムーズに受信し続けるのか、実際に使って試してみました。

IIJmio:高速モバイル/Dとは?

IIJmio:高速モバイル/Dとは、以前、イオンが月々980円でパケット通信ができるイオンb-mobileというサービスを開始しました。
パケット通信というのは、ドコモやau、SoftBankの携帯やスマートフォンのインターネットアクセスと全く同じものなんですけれど、イオンや日本通信、IIJという会社がドコモの回線の一部を借りて、安く提供しているサービスです。
ただ、ドコモやau、そしてSoftBankと違って電話機やスマートフォン自体は販売していません。
SIMカードと呼ばれる電話番号データが付加されたチップの販売と、パケット通信のサービスのみの提供になります。
また、IIJmioやイオンb-mobileの一部のサービスは、電話が使えずパケット通信のみの提供になります(電話番号はもらえますが)。
それと、携帯メールサービスも提供していないので、純粋にパケット通信のみとして使える。というサービスです。
イオンb-mobileでは音声通話ができるプランもありますが、携帯メールは提供していません。

また、イオンb-mobileは、下り最大100kbps
IIJmio:高速モバイル/Dは、下り最大128kbpsと、ドコモの回線の数十分の1の速度しかでません。
そのかわり、月々945円(イオンb-mobileは980円)と、ドコモのパケット定額料金の6~7分の1と超激安で、2年間契約のような2年縛りがありません。

私のように中古のドコモのスマートフォン(中古といってもほぼ新品)を用意すれば、あとはSIMカードを挿し込めば、普通にインターネットができます。
参照:スマートフォンでIIJmioのSIMカードを使う設定

いい事ずくめのようですが、いかんせん回線速度が遅い!
SoftBankのiPhoneだと、実質1,000~2,000kbps程度の速度が出るのに、イオンb-mobileでは、40~95kbps。
IIJmioでは、120~160kbps。
10分の1以下の速度です。
そのため、YouTubeの視聴はほぼ無理。
また、PC版Yahoo!のトップページも、完全に表示するのに80秒もかかります。

じゃあ使い道がないのか。というと、実は意外と使えます。
イオンb-mobileは、050Plusを使った音声通話はできませんでしたが、IIJmioで050Plusで音声通話をしたところ、携帯電話レベルの音質で普通に会話が出来ました。

また、イオンb-mobileでもナビアプロは使えましたが、時々、パケット受信が追いつかず、現在位置を失うことがありました。
IIJmioではどうだろう?ということで、実際にIIJmioの回線で、アンドロイドのナビを使ってみました。

実験

走行距離は約10キロ。
前半5キロは、最高速度60キロの国道。
後半5キロは、住宅街を含む細い道。
時間にして20分ほどでしたが、イオンb-mobileの時は10キロの間の4回ぐらい、必ず現在位置を見失う(というか、走行しているのに停止している)んですけれど、10キロ全て最後まで現在位置を見失うことはありませんでした!

60キロ程度で走っても大丈夫60キロ弱の速度で走行しましたが、全くデータ受信の遅滞はなし!
ドコモの電波を利用しているので、ある程度山の中でも使えると思います。

カーブした道に差し掛かると特に右左折ポイントがない場合、液晶が暗くなってバッテリーの消耗を防ぐみたいです。

ぐるぐる動く道に合わせてスムーズに地図がグルグル回転してくれるのが特徴。

交差点を曲がるとスムーズな描写
交差点を曲がると、このようにグルグルっと回転してくれます。
普通のカーナビのように、カクカク回転するようなことはありません。

拡大表示してくれる住宅街に入っても
このように交差点に近づくと、ズームアップしてくれる。
普通の携帯の、端っこに交差点の拡大地図が表示される手法と違い、画面が狭くならないのでわかりやすい。
また、リルートもiPhoneのMap Fanと比べ数倍速いので、かなり実用的に使うことができます。

マニアックな道もOKiPhoneのMap Fanでは自車位置を見失ってしまった、かなりマニアックな住宅街でも、きちんとナビしてくれました。
基本的に、アンドロイドのナビ・アプリも、距離優先ではなく、王道的な道を選ぶ傾向が有るようです。

まとめ

IIJmio:高速モバイル/Dでできること・できそうなこと

  • 050PlusやLINEを使った音声通話
  • アンドロイドのナビ
  • google検索などの検索
  • メールの送受信
  • ツイッターやフェイスブックのテキストデータのやり取り
  • 一部のデータ通信をするゲーム

IIJmio:高速モバイル/Dではきびしいもの

  • YouTubeの視聴(すべてダウンロードするまで一時停止の嵐)
  • PCサイトの閲覧(PC用Yahoo!で約80秒以上かかる)
  • フェイスブックやミクシイへの画像のアップロード
  • 画像検索
  • 音楽のダウンロード(5分ぐらいかかる)
  • アプリのダウンロード(5分以上かかる)

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