Pixel 3のセットアップ iPhoneからのデータ移行方法
Last update 2018-11-12 16:17
日本でも販売開始になったPixel 3を購入しました。しかもiPhoneからの買い換えです。実際にはメインではもう1台のiPhoneXを使っているのですが、iPhone 7の買い換えでソフトバンクのPixel 3を購入。iPhoneからのデータ移行方法や、初期設定などのやり方、どんなデータが復元・移行できるのか、などを紹介します。
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目次
Pixelの初期設定
まずはPixel 3を起動します。電源ボタン(右側面にある上のボタン)を長押しします。
画面が点灯すると、このような「ようこそ」画面が表示されます。
もし、英語や他の国の言語で表示されていた場合、四角で囲った部分をタップし、「日本語(日本)」を選択してください。
右下の「開始」をタップします。
「モバイルネットワークへの接続」の画面になりますが、どういうわけか古いiPhone 7で使っていたSIMを刺してもモバイルネットワークに接続できず、新しいSIMも切り替えに時間がかかるので「スキップ」を選択しました。
私のようにWi-Fiがある人は、Wi-Fi経由で復元させたほうが早いです。
ちなみにPixel 3のSIMケースは端末の下端の左側にあります。
Wi-Fiが使えない人は、モバイルネットワークで進めてください。
iPhoneでおなじみの小さな穴が空いているので、ここをクリップか付属のピンで差し込みます。
Wi-Fiに接続します。
自宅(もしくは会社)のWi-Fiのアクセスポイントをタップし
Wi-Fiのパスワードを入力します。
Wi-Fiのパスワードが分からない!という人は、無線LANのパスワードを忘れた場合を参考にしてください。
すると古いスマホからデータを転送する画面が表示されました。
一から設定しなおしたい人は、「コピーしない」をタップして進めます。
今回はiPhoneからデータを復元してみます。「次へ」をタップ。
iPhoneからのデータ移行方法
今まで使っていたiPhoneとライトニングケーブルを用意し、「次へ」をタップします。
iPhoneだけでなく、XperiaやGalaxyからも復元できます。
ただし、iPhoneから復元する場合、アプリのデータ(LINEのトークやログイン情報)などはすべて初期化されてしまうので注意。
「次へ」をタップ。
USB Type-CをType-Aに変換するアダプター
ピクセルには「USB Type-C」を「USB Type-A」のメスに変換するアダプターが付属していました。
ライトニングケーブルをこのアダプターに刺し、ピクセルの充電ポートに差し込みます。
ケーブルの反対側はiPhoneに刺します。
なお、iPhoneとピクセルをケーブルでつなぐと、ピクセルからiPhoneにバッテリーが充電されます。ピクセルのバッテリーがガンガン減るので、最低でもピクセルのバッテリー残量は半分以上残っていることを確認しておいてください。
*届いた状態では半分以上残っていた
するとピクセルの画面がこのように「以前のスマートフォンを確認してください」という画面になりました。
これはiPhoneの方のロックを解除してくれ、ということらしい。
iPhoneでの操作
iPhoneのロックを解除すると、「このコンピュータを信頼しますか?」と表示されたので、「信頼」をタップします。
すると今度はパスコード入力画面になりました。iPhoneのパスコードを入力します。
ピクセルでの操作
ピクセルの画面が切り替わり、「スマートフォンを接続しました」となりました。どうやらうまく認識したようです。
「次へ」をタップします。
Googleアカウントにログイン
Googleアカウントでログインします。
ピクセルを購入している人は、ほぼ間違いなくGoogleアカウントを所有していると思いますが、まだGoogleアカウントを持っていない人は、googleアカウントの取得を参考に取得しておいてください。
Googleアカウントのパスワードを入力します。
「次へ」をタップ。
「この端末を使用してログインする」は、2段階認証を設定している場合の認証用の許可画面をピクセルで実行するかどうか、ということ。
別の端末やアプリなどでGoogleアカウントにログインするときに、2段階認証時に許可させる画面をピクセルに表示させるか、の設定です。
「Googleアカウントにアクセスするためのログインメッセージ」とはこの画面のこと。
この許可させる端末は複数台登録が可能。
Googleのアカウントの利用規約が表示されます。
「同意する」をタップします。
iPhone内のデータをチェックしはじめるので、しばらく待ちます。
バックアップ用のパスワード
iPhoneのバックアップをパソコンで行っていて、なおかつパスワードを設定しているとこのようにバックアップ用のパスワードを聞いてくるので入力して、次へをタップ。
バックアップのパスワードはこれですね。
このパスワードを忘れてしまうと復元できないので注意。
iPhoneから復元できるデータ
パスワードが正しいと、iPhoneからコピー(復元)するデータ、アプリなどの選択画面が表示されます。
最近はiPhoneでもアンドロイドでも同じアプリが公開されているので、ほぼ、アプリも復元できると思います。
iOSのカレンダーなどは、Googleカレンダーのデータとして復元されます。
SMSなどのメッセージのやり取りも復元できます。また、iPhone内に保存されている写真や動画もピクセルにコピーされます。
私が購入したピクセルは、64GB版でしたが、空き容量は46GBでした。
iPhone内の写真や動画が多すぎると、すべてコピーすることが出来ないので注意。
その場合は「写真と動画」のチェックを外してください。
なお、iPhoneの写真や動画をMicroSDカードにバックアップする方法も参考にしてください。
また、「アプリ」をタップして必要のないアプリはチェックを外しておくといいかもしれません。
「コピー」をタップします。
データのコピーが始まります。
コピー中もピクセルの設定を続けることが可能です。「次へ」をタップ。
Googleの便利なサービスを利用するか設定します。
ピクセルのバックアップをGoogleドライブにするか、や、
位置情報を利用したサービスやWi-FiやBluetoothの電波をスキャンして位置情報をさらに正確にしたり、診断データを送信したりします。
基本的にはすべてオンでOK。「同意する」をタップします。
指紋認証
ピクセルの唯一の(笑)生体認証の「指紋認証」の設定です。
残念ながらピクセルには顔認証も虹彩認証も搭載されていません。iPhone Xで顔認証になれていたので、ピクセルの最も大きい不満がこの指紋認証のみってことです。。。
「次へ」をタップします。
指紋認証がうまくいかなかったり、ピクセルを再起動させた場合に必要になる「PIN」(パスコードのこと)を設定します。
4桁の数字を決めます。
この画面になったらピクセルの裏側にあるセンサーにスマホを持つ手(普通は左手)の人差し指をのせます。
このように円のふちが青色の線に変化していくので、ぐるっと一周するまで指をのせたり離したりを繰り返します。
チェックが表示されたら完了です。
「次へ」をタップします。
なお、ピクセルではほとんど左手の人差し指しか使わないので、1つだけでOKです。
セットアップを続行するか聞いてくるのでこのまま続けます。「続行」をタップします。
Vice Match
「Voice Match」とは「OK Google」と話しかけるだけで、様々な機能(検索やアプリを立ち上げたり)が使える仕組みのことです。
使用する場合(まぁ、しない人はいないでしょうが…)は、「使用する」をタップします。
「アシスタントが声を認識できるようにする」という画面になるので、静かな環境に移動して「OK Google」と3回発音して登録します。
なお、Galaxyの場合はこれが4回なんですよね~。Galaxyの場合は、OK Googleでロックも解除できるのですが、残念ながらピクセルではそれが使えません。
「Voice Match」の設定が完了しました。iPhoneと同じで、画面が消えた状態でも「OK Google」で質問に答えてくれます。
スクイーズとは
スクイーズとは、ピクセルを握ると、Google アシスタントが起動する便利な機能。
OK Googleが言いにくいシチュエーションで役に立ちます。
今のところスクイーズはピクセルにのみ搭載されています。「次へ」をタップします。
スクイーズを使っている場面です。
このようにぎゅっとピクセルを握ると、Google アシスタントが起動します。
握る強さの感度を設定します。
あまり軽くしても誤認識が多いようなので注意。
なお、私が購入したケースをはめてもきちんと動作しました、が、手帳タイプ(蓋がついているもの)だと反応しにくいものもあるかも。
スクイーズはiPhoneのホームボタンと同じで、反応するとブルっと軽い振動が起こります。
設定が終わったら「次へ」をタップします。
アンビエント表示
ピクセルは有機ELディスプレイなので、一部だけ点灯させる、という表示が可能です。
スリープ中でも時計などを表示させるアンドロイドの機能を「アンビエント表示」といいます。(GalaxyのAllway displayみたいなもの)
これをオンにしておくと、スリープ中でも時計やメールの受信状況などを表示可能です。
実はピクセルには、LEDランプが搭載されていません。なので不在着信などがあったかどうかは、iPhoneとな字でスリープを解除しないとわからないんです。そのための応急処置的なのがアンビエント表示なのですが、不在着信があったかわかりにくいし、バッテリーも若干早く減るので、私は「表示しない」を選択しました。
その他の設定
最後にそれ以外の設定をします。
ここで設定できることは、 設定からも変更できるので、特に必要がなければ「設定完了」をタップして終了させてしまってOK。
Googleからのピクセルの使い方のヒントやニュースなどのメールを受信するか聞いてくるので、オンかオフを選択してください。
「設定を完了」をタップします。
まだこの時点でコピーが終わっていなかったので、コピーが終わるまで待ちます。
コピーが終了すると、コピーされたデータの一覧が表示されます。
ほとんどのデータがコピーできたようです。唯一、9120個の写真や動画のうち1個だけが何らかの理由でコピーできなかったようです。
私の場合はiPhoneの写真と動画はPCに既にバックアップしているので、大丈夫ですが。
「完了」をタップします。
iMessageをオフにする
iPhoneでは、iPhone所有者同士でメッセージが無料で使える「iMessage」という機能があります。
これはSMSをトリガー(つまりメールの宛先)として使用するのですが、iPhone側のiMessageをオフにしないと、友達や知人のiPhoneユーザーからのSMSが届かなくなってしまいます(SMSがiMessageとして返還されてしまうため)。
なので今まで使っていたiPhoneの「iMessage」をオフにします。
iPhoneを開き、「設定」を開きます。
「メッセージ」をタップし
ピクセルの設定が完了
やっとピクセルの設定が完了しました。
iPhoneからの復元でしたが、iPhoneのアプリの配置は復元できないようです。
なお、iPhoneで使っていたアプリは、コピーされるのではなく「Play Store」から新たにダウンロードされます。なのでアプリがダウンロードするまで待ってください。
アプリのダウンロードとインストールの進行状況は、通知センターで見ることが出来ます。
通知センターの進行状況をタップすると、さらに詳しい進行状況が表示されます。
アプリの数は75もあったようです。
アプリ一覧を表示させると、最初はすでに用意されたアプリしかありませんでしたが…
しばらく待っているとiPhoneで使っていたアプリが表示されるようになりました。
アプリやデータの復元度
iPhoneで使用していたアプリはどれくらい復元できるのでしょう?iPhoneからiPhoneに機種変した場合は、アプリのデータがすべて完璧に復元されます(LINEであればトークなどもすべて)。
アプリは初期化される
が、残念ながらすべてのアプリは初期化された状態で復元されていました。
Facebookやツイッター、Amazonなどの各アプリはすべてログインしなおす必要があります。
体重管理アプリの「HealthPlanet」もすべて初期化されていました。
HealthPlanetは、アプリでログインするとクラウド上のデータがすべて復活します。
LINEも初期化されていました。
LINEの場合は、「ログイン」を選択して、以前のLINEで設定したメールアドレスとパスワードでログインしてください。
なお、iPhoneからアンドロイドに乗り換えた場合、トークの復元は今のところできません。
LINEの引継ぎに関しては、LINEのスマホの機種変 トーク履歴のバックアップと引き継ぎ・復元方法を参考にしてください。
復元できたデータ
復元できたアプリのデータもあります。
また、ソフトバンクの場合「@softbank.ne.jp」のキャリアメールも復活できました。
iPhone内の写真や動画も復元できました。が、このようにフォルダ事に分かれて保存されていました。
フォルダを開いてみると、このようにiPhoneで撮影した写真が表示されました。
まとめ
アンドロイドに関しては、もう10台以上所有しているのですが、今回初めてiPhoneのデータを復元させる方法でセットアップしましたが、やはり完全な復元は難しいようです。
ただ、Facebookをはじめインスタグラムやツイッターなどはサインインすれば、今まで通りすべて復元できるので、iPhoneからピクセルに買い替えてもそう困ることはなさそうです。
ケースと保護フィルム
ピクセルは思った以上に人気がないのか、販売からしばらく経過した現在でもケースやフィルムがあまり販売されていません。
特にガラスフィルムはAmazonで低評価が多く、購入するか迷ったのですが、ビニールタイプのフィルムを購入したら、きちんと貼ることが出来ました。
Apple Pay
iPhoneからアンドロイドに買い換えた場合、Apple Payのデータは引き継げないので、Suicaを使っていた人は払い戻しする必要があります。
他のクレジットカード系は、そのままで構いません。
認証アプリに注意
注意点としては、認証アプリがリセットされてしまう点。2段階認証用に認証アプリなどがありますが、あれはすべて消えてしまうので、最初からやり直す必要があります。
関連ページ
- iTunesのインストール
- iPhoneの設定の仕方
- iPhoneでMVNOの格安SIMを使う設定
- Amazon Echoの初期設定のやり方
- LINE WAVE Clovaの起動と設定
- Google Homeの設定
最終更新日 2018-11-12 16:17
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投稿日:2018-11-12 | | |