IIJmioのまとめ

IIJmioをアンドロイドで使うための情報をまとめてみました。実際に使っているのですが、かなり使いやすいです。

 
 

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IIJmioのまとめ

 

 

Last update 2012/09/04 19:28

 

IIJmioとは?

IIJmioとかb-mobileとは?

「私は電話や携帯メールは必要ないから、データ通信のみのプランで料金を安くして欲しい!」
なんて思っている人、いませんか?
そんな人のためにドコモやソフトバンクのような大手携帯電話会社以外の会社が、月々1000円弱(最安は490円)でデータ回線のみのプランを提供しているんです。その一つが、IIJmioとかb-mobileで、ドコモのフォーマやXi(LTE)回線を利用した、データ通信専用のサービス。
他にも日本通信のイオンb-mobileや、BIGLOBE 3GやSo-net モバイル3Gがドコモ回線の一部を借りて、サービスを提供しています。
このように他社の携帯電話用の回線を借りて、格安で提供する会社のことをMVNO(仮想移動体サービス事業者)といいます。
こうしたサービスは非常に多くの会社が提供していて、中には電話プランもついていたり、携帯メールもついてきたり、超高速のLTE回線を利用したものもあったり様々なプランが用意されています。

なにに使えるの?

ドコモの回線を利用して、スマートフォンでインターネットができます。
基本は、電話ができないドコモのスマートフォンと思ってもらえれば(一部、電話も可能なプランもあります)。
電話番号も与えられるし、SIMカードもドコモのものを使っています。
回線自体もドコモの回線を使用しています。
ただし、音声通話と携帯メールが使えません。また、回線速度がメチャメチャ遅いです。
※ イオンb-mobileは、音声通話ができるプランもありますが、あまりお得でないのと、携帯メールは、やはりつかないので、ほぼ屋外でのインターネットを利用用と考えていいと思います。
※ IIJmioは、プリペイドのような前払いで高速な通信回路を使うクーポンという制度を用意している。(後述)

ドコモやソフトバンクとどう違うの?

まず、携帯電話やスマートフォン、モバイルルーターといった端末は自分で用意しなければなりません。
IIJmioやイオンb-mobileなどは、SIMカードと呼ばれる、スマートフォンに挿し込むチップの販売と、パケット通信のサービスの提供のみです。
BIGLOBE 3Gなどはモバイルルーターも提供していますが、こちらのSIMカードもドコモのスマートフォンに挿せば、普通に使えます。

それと、基本的には番号はもらえますが、電話(通話・発着信)ができません(イオンb-mobileの音声通話プランを除く)。
また、SMSやMMSのようないわゆる携帯メールが使えません。
ただし、Gmailやプロバイダメールなどが使えるので、完全にメールができないわけではありません。
メールの設定は、mod.Emailでメールを使いやすくを参考に。

スマートフォンはどこで買う?

iPhone4とXperia ray SC-03Cとの比較
ヤフオクや白ロム専門店で販売しているドコモのスマートフォンで使うことができます。
1年ぐらい前の端末で1万円ちょい。
最新の端末でも3万円ほどで売っています。
中古というか、新古品のようなもので、新品と変わりないものばかりです。
私は、Xperia ray SC-03Cというスマートフォンを1万2000円ぐらいで購入しました。
iPhoneに比べると、動作やバッテリーの面で見劣りしますが、価格を考えると十分すぎる性能だと思います。
Xperia ray は、2011年夏モデルなので、半年ぐらいに発売された製品が、1万円台で購入できるのは魅力ですね~。
SIMカードなしでも使えるので、iPod touchのかわりにもなるし。

ソフトバンクの一部のスマートフォンでも使えますが、SIMフリーの端末でないとダメなのと、ドコモのスマートフォンのほうが良質な製品がたくさんあるので、あえてソフトバンクのスマートフォンを選ぶ必要はないと思います。
ソフトバンクやauのiPhoneは、SIMロックがかかっているので使用できません。
iPhoneで使用したい場合は、海外製のSIMフリーのiPhoneを白ロム専門店で購入するといいと思います。
ただ、8万円ぐらいするので、そこまでするのであればソフトバンクのiPhoneで充分かと・・・。

auのスマートフォンは、DoCoMoやソフトバンクと電波の方式が違うので、SIMフリーの端末でも使うことができません。
あと、外国のSIMフリーのスマートフォンは基本的に使えないと思っていたほうがいいそうです。

価格以外のメリットは?

2年縛りがありません。

電話機としても使いたい!

友達にスマホを持っている人がいるのであれば、LINEやSkypeでOK。
一応、IIJmioの回線でも充分通話は可能です。
050Plusまた、「携帯電話や固定電話にも電話したい!」とか、「携帯からかけてこられる番号がほしい!」なんて場合は、050Plusというアプリがオススメです。
月々315円かかりますが、携帯電話への通話が1分16円ほどと、ソフトバンクのホワイトプランの半分以下でかけることができます。
また、Skypeと違い、相手にもこちら側の番号が表示されます。
もちろん、携帯電話や固定電話から050Plusの番号にかけてもらうことも可能。

IIJmioの回線でも充分通話は可能でした。
立ち上げっぱなしでないと着信ができませんが、アンドロイドのLINEや050Plusは、自動的に立ち上がるので(強制終了させてもいつのまにか自動的に立ち上げる)、電源さえ入れて圏外でなければ、着信はできます。
また、バッテリーの消費ですが、050Plusを立ち上げていたからといって特に、バッテリーの消費が激しいというわけではなさそうです。
私の実験では、050Plusを立ち上げっぱなしにしても30時間ぐらいもちました。

31時間はもつ
↑ 050Plusを立ち上げっぱなしにした時のバッテリーの消費。
050Plusを立ち上げなくても、3G回線をオンにしているとこれぐらいなので、特に気にしなくてもいいかもしれない。

ただし、あくまで使える。というレベルで、重要な仕事の電話がかかってくるような場合の使い方をするなら、別途、携帯電話を用意しておいたほうがいいと思います。

料金の支払は?

残念ながらIIJmioもイオンb-mobileもクレジットカードのみの支払いしかできません。

他に料金はかからないの?

契約時に、事務手数料として3,150円がかかります。
また、自分でスマートフォンを用意する必要があるので、端末の購入費が必要です。

ドコモのスマートフォンを購入した場合に比べ、どれくらいお得?

使い方や条件にもよりますが、ドコモのP-01Dのような端末代金の総額が安い製品でも、月々6,965円。
2年間の総額(24ヶ月)は、

6,965円/月 x 24ヶ月 = 16万7160円

最新のGALAXY S II LTE SC-03Dのような端末だと、月々8,410円かかります。
2年間の総額は、

8,410円 x 24ヶ月 = 20万1840円

となります(いずれも、通話料は含んでいません)。

IIJmioの場合、端末を用意できれば945円/月しかかかりません。
仮に1万2000円ぐらいの端末を用意し、050Plusのような電話アプリを契約(315円/月)した場合の、2年間の総額は、

1万2000円 + (945円 + 315円) x 24ヶ月 = 4万2240円

と、4分1から5分の1ぐらいの料金で所有することができます。

どんな人に向いている?

  • 私のように、引きこもり自宅、会社、共にWi-Fiが整備されていて、通勤時はほとんど使わないという人
  • よく電話をかける相手が、ほとんどスマートフォンユーザー
  • ほとんど電話やメールはしない
  • iPhoneなど、すでにスマートフォンを持っている

どんな人には向いていない?

  • 通勤・通学の時にインターネットを利用している(速度が遅いのであまり向いていません)
  • YouTubeやゲームアプリをダウンロードしまくりたい
  • Wi-Fi環境に無縁だ
  • 電話を頻繁に使う
  • 中古スマホや白ロムに抵抗がある

折りたたみ携帯(ガラゲー)では使える?

アクセスポイント(APN)を設定できる機種でないと使えないので、普通の携帯では難しいと思います。

設定は難しい?

スマートフォンのことを「機械」とか「ピコピコ」と呼ぶような人には難しいかもしれません。
設定の仕方は、スマートフォンでIIJmioのSIMカードを使う設定を参考に。

アプリの購入は?

googleのアカウントにクレジットカードを登録しておけば、クレジットカードを利用して購入が可能です。
詳しくは、有料アプリのインストールとクレジットカードの登録は?を参考に。

もっと速い回線を使いたい!

IIJmioの最大の特徴は、プリペイドカードのように前払いで追加料金を払えば(クーポンと呼ぶそうですが)、128kbpsの制限を取っ払うことができます。
100MBあたり525円かかりますが、申し込んだ時点で使えるので、急に高速な回線が必要になった時や、普段は必要ないけれど、たまに高速回線が欲しい場合は最強のサービスです。
100MBというと、4MBの音楽ファイル25曲分。
PC版のYahoo!トップページを70回ほど表示させたデータ量です。
ちなみに、私がiPhoneを購入した月は、約735.35MBほどのパケット通信をしました。
仮に700MB程度のパケット通信をしても、3,675円程度で済むことになります。

一度購入したクーポンは、100MBに達するまで(もしくは購入したクーポン分)高速通信が利用できます。
LTEに対応しているので、対応している端末であれば、最大75Mbpsで通信できます。
購入したクーポンは、3ヶ月間有効なんだそうです。

デメリットは?

電話が使えない(アプリで代用はできる)、携帯メールが使えない(パソコン用のメールで代用可)ため、仕事で使いたい人のメインとしては、おすすめできません。
また、自宅などにBフレッツのような回線を利用したWi-Fi回線がないときついです。
私は、iPhoneとの2台持ちなんですけれど、アンドロイドにはiPhoneにはない便利な機能が沢山あるので、2台持ちのメリットのほうが多いです。

ただ・・・

2台あるので、バッテリーの管理がめんどくさいです。
もともとスマートフォンは、バッテリーの持ちが使わなくても2日ぐらいしかもたないので、バッテリー管理がストレスになりますが、2台も持つとそれが顕著になります。
それと、2台も持つと、ポケットに入れにくくなる・・・などの弊害もありますね。
IIJmioとは関係ありませんが、おそらくIIJmioを使いたいと思っている人は、ほとんど2台持ちの人でしょうから、意外とこのデメリットを感じる人は多いのでは?

まとめ

携帯電話にあまり詳しくなくて、携帯電話といえばドコモ、au、ソフトバンクしかない。と思っている人には、ちょっと敷居が高そうに思えるかもしれませんが、電話や携帯メールを使わない人には、メチャメチャお得なサービスです。
設定もそれほど難しくありませんし、使えない。となっても、2年縛りなどないので好きなときにやめることができます。

IIJmioでナビはできる?や、IIJmioで050Plus音声通話はできる?でも検証しましたが、屋外でYouTubeや重いサイトの閲覧以外は、十分使えます。
意外と、Wi-Fiでしかインターネットをしないから、安くスマートフォンを持ちたい!という人は多いらしいので、需要はあるかもしれません。

ソフトバンクのホワイトプランが火付け役となった、定額料金サービスですが、ここ1~2年の間にどんどんサービスが増えてきました。
5~6年前は、音声通話だけに2万円もかけていた私からしたら、信じられない時代になりましたが、これからもこうした定額サービスが増えて欲しいですよね。

 

2012/09/04 19:28 | このページのトップへ | コメントを書く | 管理