iPhone4とXperia rayの比較

Xperia ray は、小型で薄く、非常に気に入っているのですが動作がもっさりしてスクロールもカクカクしています。iPhoneと画面表示を比較してみました。

 
 

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iPhone4とXperia rayの比較

 

 

Last update 2012/03/30 14:01

 

私はiPhone4とXperia ray SC-03Cの2台のスマートフォンを使っていますが、Androidの使いやすさと、薄くて軽いという点でXperia rayの方を多用しています。
ただ、Xperia rayは動作がもっさり。
とくにブラウザの表示や動作がiPhoneに比べ、ちょっと使い心地が悪いので比較してみました。

外観の比較

iPhone4とXperia ray SC-03Cとの比較 外観の比較。
iPhoneの液晶画面は3.5インチ。
それに対してXperia rayは、3.3インチ。
高さは同じぐらいなのですが幅が少しiPhoneのほうが広いです。
今までiPhoneしか使っていなかったときは、画面が狭いなぁ。なんて感じていたんですけれど、Xperia rayを使い出してからはiPhoneの画面を見ると「でかい!」と感じるようになりました。
慣れというものは怖いものです。

iPhoneは、まぁ(わりと)小さな文字で表示されたリンクなどをタップすると、狙ったリンクをタップできることが多いんですけれど、Xperiaは、しょっちゅう「そこじゃないだろ!」というとこをタップしています。
えぇ!?そこ~!?
って言いたくなる場所をタップしていることもしばしば。
単に画面が狭いだけでなく、タッチパネルの感度もiPhoneに比べてちょっとイマイチ。

液晶ディスプレイの比較

iPhone4の液晶アップ
iPhoneの液晶画面のアップです。
網膜ディスプレイだけあって、非常に綺麗。
ここまで接写してようやくドットが見えるレベル。
当然、肉眼でディズプレイをそのまま見た場合は、ドットは識別できません。

Xperia ray のディスプレイのアップ
Xperia rayの液晶画面のアップ。
同じ距離で撮影していますが、Androidのホームポジションのアイコン、文字がiPhoneに比べて小さいようですね。
Xperiaも画面は非常に綺麗です。
ただ、液晶保護フィルムしだいでこの綺麗さが発揮されないことがあるので注意。

PCサイトを表示させた続いてPCサイトを表示させてみました。
ITMediaのサイトは、いまだにスマートフォン表示に対応していないみたいですが、両端に収まるように表示させてみました。

iPhone4の文字の表示
この状態で、iPhoneの液晶ディスプレイを拡大してみると・・・
こんな小さな文字でも識別できる解像度は、さすが。

Xperia rayの文字の表示
Xperia rayの液晶画面のどアップ。
こちらも文字が識別できるぐらい綺麗。

大きさと薄さ

薄さの比較
薄さの比較。
iPhone4は、薄さ9.3ミリ。
Xperia rayは、薄さ9.4ミリ。
Xperiaのほうが若干厚いわけですが、どちらも普段はカバーをしているのであまり違いはわかりません。
重さは、Xperia rayが100g。
iPhoneは137g(iPhone4Sは、140g)。
Xperiaのほうが体感的に明らかに軽い。という感じ。
というより、iPhoneがずっしり感じます。

人によって感覚がわかれると思いますが、iPhoneはずっしりとしてすごく高級感がります。
ガラスと金属で覆われているせいでしょうか。
Xperiaはどちらかと言うと、高級感はないものの、もっと実用的な感じ。
プラスチックで覆われているせいかもしれない。

上から見た比較
上から見たところ。

機種名幅x高さx厚み
iPhone458.6x115.2x9.3 mm
Xperia ray SC-03C53x111x9.4 mm

今までスマートフォンは大きい方がいい。と思っていましたが、Xperia rayを使い始めてから気が変わりました。
小さいことは素晴らしい!!
ほんとiPhoneが大きく感じる。

裏側
後ろ姿の比較。
こうしてみるとiPhoneのほうが幅が大きいことがわかります。

動作

スクロールの比較
さて、AndroidはiPhoneに比べ、動作がもっさりしていると言われていますが、実際のところどうなんでしょう?

iPhone4は、1世代前のiPhoneですが、ページのスクロールが指に吸い付いているようにスムーズなのがわかります。
それとiPhoneの場合は、指で弾いた時の慣性の法則のままスクロールされるのですが、ブレーキがかかっているかのようにすぐに止まります。
それに対してAndroidの場合は、指でページを弾くといつまでもスクロールし続けます。
これが結構厄介で、ちょっとスクロールさせたいだけなのに、ずーっと下までスクロールしてしまったり、微妙な位置の調整がすごく難しい。
それに対してiPhoneは、実際の物理的な動きをするような感じがして、あまりストレスが貯まりません。
このへんのユーザビリティが、ものすごい研究されつくしてるんだろうなぁ。と感じました。

アンドロイドの方は、「いや、こうしたほうが便利なんじゃないの。」とiOSに機能を足したものの、ちょっとそれが裏目に出ちゃっている的な感じがします。
まぁ、実際には、「そうそう、その機能が欲しかったんだよ!」なんてパターンもあるんですけれど。

で、Xperia rayの方はスクロールの動きもちょっと微妙にがくがくしています。
それと、タッチパネルの反応が悪いのか、ある程度強く画面をタッチして操作しないと反応してくれません。
iPhoneは逆に、触れているか触れていないかわからないレベルでも反応してしまうので、ちょっとこの感度が微妙に違いますね。

ダブルタップ(画面をポンポンと2回タップすること)すると、どちらも適切な大きさに拡大表示してくれるのですが、iPhoneが1行の幅が画面にぴったりの大きさになるように拡大してくれる(サイドバーを画面外になる大きさ)のに対して、Androidの場合は、そのへんのズーム倍率がよくわからない。
しかもiPhoneは、ダブルタップすると1行目がちゃんと先頭になるように位置も調節してくれますが、Androidの場合、文章の途中が先頭になるように拡大されて、いちいち読むのに上にスクロールさせなくてはなりません。
これがAndroidの仕様なのか、Xperia rayの仕様なのかよくわかりませんが、結構これ、めんどくさい。
ただ、Androidの場合ダブルタップで拡大すると、1行の幅がはみ出る大きさに拡大されても、はみ出したぶんを次の行にしてくれ、縦スクロールのみで読めるのは便利。
スマートフォン用のサイトであれば、拡大縮小は必要ないのだけれど、PCサイトなんかを読むときは、それぞれ一短一長という感じ。

まとめ

結局、持ち歩いたり、使い勝手としてはXperia rayのほうが軍配が上がると思います。
サッとポケットから出して、あれがしたい、これがしたい。というのが素早くできるのがXperia ray。
それに対して、iPhoneはじっくりサイトを読みたい。とか、メールのやり取りをしたい場合なんかは、軍配が上がると思います。
なんだかんだいってもバッテリーの減りもiPhoneのほうが少なく、安心して読むのに集中できる感じ。
メールの使い勝手もiPhoneのほうが上。
なので、ライトなユーザーはiPhoneを購入したほうが失敗しないな。なんて気がしました。

 

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