おサイフケータイとは

おサイフケータイとは?仕組みや使い方、各用語の説明を詳しく紹介しています。私もスマホでおサイフケータイを使い始めましたが、すごく便利。

おサイフケータイとは

 

Last update 2016-10-29 00:22

twitter Facebook はてブ LINE pocet

 

おサイフケータイとは、SONYが開発した非接触型ICカードFeliCa(フェリカ)チップを搭載したサービスもしくは、搭載した携帯端末の総称のことで、電子決済サービスのことです。
スマーフォンが普及する以前の、折りたたみ式携帯(ガラケー)の時代から存在していました。
JRを利用している人なら、切符を買わなくてもカード型のSuicaで改札をタッチしているのを見かけたことがありますよね。あのカード(というかFeliCaチップ)をスマホに内蔵したものがおサイフケータイです。
ただ、カードタイプのものだと残高を確認したり、入金(チャージと言います)が出来ませんが、スマホのおサイフケータイは残高をアプリ上から見たり、アプリ上から入金したりできます。また、カードタイプは電源が必要ありませんが、おサイフケータイはスマホのバッテリーを使用します。
残念ながらiPhoneでは今のところ、FeliCaを内蔵していないのでおサイフケータイのようなことはできませんし、アプリもありません。

Sponsored Link

 

カードのSuicaやnanacoは電池というか電源はどうしてるの?と思っていましたが、読み取り機に当てた時に電波によってチップに電気が流れる仕組(コイルで電気を発生)みなので、電池は不要らしい。ただ、スマホのおサイフケータイは、バッテリーが完全になくなると使えなくなるらしいです。
ただ、微弱な量でも動作するのでアンドロイドが起動しないレベルのバッテリーでも、おサイフケータイは使えるそうです。

日本独特のシステム

日本ではFeliCa式のおサイフケータイの普及が進んでいるものの、世界的にはあまり普及していないようで、別の方式のNFCを使った電子決済サービスが普及しているようです。
ただ、NFCもSONYが開発に携わっているようで、読み取り装置(お店にあるやつ)はどちらにも対応している製品が普及しているそうです。
今後、iPhoneにNFCが搭載されるという噂もあり、その時はおサイフケータイを含めた電子決済サービスが一気に普及するかもしれませんね。

元々おサイフケータイは、FeliCaを開発したSONYとDoCoMoが共同で開発を行ったらしいのですが、おサイフケータイを普及させるために、auやSoftBankにもライセンス供給され、呼び名はDoCoMoと同じ「おサイフケータイ」搭載端末として発売されています。
私もiPhoneを購入する前、まだ折りたたみの携帯SoftBankの911SHで使ったことがありますが、携帯をかざすだけで自動販売機でジュースが買えてびっくりした覚えがあります。(電源を入れるとか、画面で操作する必要は一切なし)
私もそうでしたが、おサイフケータイは使ってみないとイメージがわからないと思うので、実際に私と一緒に当サイトで学んでいきましょう。と言っても、実は私はつい先日、スマホでのおサイフケータイデビューをしてしまいました。
私もまだわからないことだらけなので、おサイフケータイとは?Edyとは?nanacoとどう違うの?なんていう疑問に答えていきたいと思います。

Edyやnanacoなどは?

まず、おサイフケータイを使ったことがない人にとっては、「Edy」だとか「nanaco」だとか「Suica」だとか色々あるみたいだけれど、これらの名称は何なの?とおもわれると思います。(私も数日前まではそうでした)
おサイフケータイをわかりやすくイメージしてもらうとすると、おサイフケータイは「ATM」みたいなものだと思ってもらうとわかりやすいかもしれません。
で、「Edy」だとか「nanaco」だとか「Suica」だとかは、「スルガ銀行」とか「東京三菱UFJ」「ゆうちょ銀行」などといった銀行と思ってもらえればいいです。
つまり、ATMからお金を引き出そうと思っても、各銀行と契約し、発行されたカードを持ってないと引き出すことが出来ないように、おサイフケータイを搭載したスマホを持っているだけでは使えず、あらかじめ「Edy」とか「nanaco」といった電子決済サービスに申し込む必要があります。
そして銀行のカードがないと引き出せないように、FeliCaを内蔵したカードや携帯電話がないとそれらと契約しても使うことができません。

nanacoとWAONのように、グループ会社のみで使えるサービスを提供していてるタイプもあれば、Edyのように電子決済サービスは別の会社が提供して、お店側はそのシステムを利用するという2種類のタイプがあります。
nanacoはセブン-イレブン系列が提供しているため、ローソンやファミマでは利用することができません。
逆にほとんどのコンビニはEdyを採用(セブンイレブンも採用しています)しているため、ローソンやファミマでもおサイフケータイを使用することができます。

ポイントが貯まる

じゃあ、どのコンビニでも使えるEdyだけでいいじゃん!と思うかもしれませんが、nanacoやWAONで商品を購入するとポイントが貯まるんです。
購入金額の1%だけですが、稀にポイント10倍の日とかとある商品を購入したら20ポイントが付く。といった、ポイントサービスがあるのがnanacoやWAONの特徴です。
Edyでもポイントが付きます。が、楽天ポイントやTポイント等色々なポイントから選択出来ます。ただ、Edyのポイントは主に200円あたり1ポイントがつくようです。
このように、各サービスは利用者を増やすために単に携帯で決済ができるだけでなく、ポイントをつけたりしてプラスアルファのメリットが有るようにしているのが特徴です。
詳しくは、当サイトの各ページに紹介しているので参考にしてください。
おサイフケータイは、1台の携帯電話でnanacoやWAON、EdyやiDなどにも対応しているため、あとはこれらのサービスに契約してチャージしておけば、ほぼすべてのコンビニで、おサイフケータイは使えます。
ちょうど、コンビニのATMでいろいろな銀行のカードが使えるのと一緒ですね。
私はセブン-イレブンしかほとんど行かないので、nanacoとだけ契約してもいいんですけれど、色々なお店で1つのサービスで使いたいのであれば、EdyやiDなどと契約した方がいいかもしれません。

契約する

さて、おサイフケータイだけを持っていてもまったく使えないので、「nanaco」や「WAON」、「Edy」といった電子決済サービスと契約します。ATMがあっても銀行と契約していなければお金を引き出せないのと一緒ですね。
契約もスマホ上から行うことができます。
最も簡単なのが「nanaco」。アプリをダウンロードして、アプリ上から名前やメールアドレスなどを登録すれば、すぐにでも使えます。
あとはコンビニなどに設置してあるATMや、レジから入金することができます。
ただし、クレジットカードからチャージするサービスは(iDやQUICPayなど)、クレジットカードを登録しないといけなかったり、使えるクレジットカードが決められてたりして、ちょっとやっかい。
なので、初めておさいふケータイを使うなら、nanacoからチャレンジしてみるといいかもしれません。

チャージとは

プリペイド型

契約後、お金を入金することをチャージと言います。
おサイフケータイの電子決済サービスは、主に2種類あり、一つが「nanaco」や「WAON」のようにあらかじめお金を入金(チャージ)しておき、チャージした範囲内で使うタイプ。
このタイプを「プリペイド型」と言うそうです。
チャージ方法は例えばnanacoを例に取ると、

  • レジでお店の人にチャージを告げ、レジの読み取り機に乗せて現金を支払ってチャージする方法
  • ATMからチャージする(現金を投入する)方法
  • クレジットカードからチャージする方法があります。

ATMからチャージする場合、銀行口座から直接チャージはできません。いったん現金を引き出すか、財布の中の現金を投入するかのどちらかになります。
nanacoではクレジットカードからチャージする方法も可能ですが、残高がなくなっても自動でチャージできないようです。
ただし、プリペイド型のEdyの場合はオートチャージという残高が一定額以下になると自動的にチャージしてくれます。この辺はもうひとつのタイプのポストペイ型と似ていますね。

ポストペイ型

もう一つがクレジットカードから請求される後払い方式。
こちらは「iD」や「QUICPay」があります。後払いのほうがいちいちチャージしなくても、残高を気にしなくて使えるので、利便性は高いです。
チャージすると言うよりは使った分だけあとから請求される方式で、クレジットカードそのものとそっくりです。
nanacoやEdyではチャージするのにクレジットカードが使えますが、nanacoやEdyはチャージ自体にクレジットカードを使うだけなので、少し意味合いが違います。

利便性ではこちらのタイプのほうが使いやすいんですけれど、クレジットカードがないと使えないため、学生や専業主婦のようなクレジットカードを持てない人は使えない場合もあるかもしれません。
この後払い方式は「ポストペイ型」と呼ばれています。

代表的なサービス

以下はおサイフケータイで使える電子決済サービスと、チャージ、使える店舗です。実際にはもっとたくさんのサービスがあります。

  チャージ限度 先払い/
後払い
使える場所
nanaco 50,000円
1,000円単位
先払い セブン-イレブン
イトーヨーカドー
デニーズなど
提携店を探す
Suica 20,000円
1,000円単位
先払い JR東日本など
提携店を探す
WAON 20,000円
1,000円単位
上限50,000円に
変更可
先払い イオン/ファミマ/吉野家
マクドナルド/ビックカメラ/
ドンキホーテなど
提携店を探す
Edy 50,000円
1,000円単位
先払い ほとんどのコンビニ
一部のドラッグストア
一部のデパート
マクドナルド/ガストなど
提携店を探す
QUICPay 1回の支払い
20,000円まで
後払い 一部のコンビニ
一部のドラッグストア
スーパーなど
提携店を探す
iD 1回の支払い
20,000円まで
後払い ほとんどのコンビニ
一部のドラッグストア
一部のスーパーなど
提携店を探す

使い方は?

まずは各サービス(nanacoとかEdyとか)のアプリをダウンロードし、アプリ上から登録します。
続いてお金をチャージ(後払い方式のサービスはクレジットカードの登録をする)。
あとは商品で購入するときに、レジでおサイフケータイで支払うことを告げ、専用の読み取り機の上にスマホをかざすだけです。
私もはじめて使用するときはビクビクしながら使いましたが(笑)、レジの読み取り機の上に乗せるだけでOK。
アプリを起動しておく必要もなければ、スマホはスリープ状態でもOK。バッテリーが切れた状態でも微小な電流で動作するらしく、使えるそうです。
ただし、コンビニではnanacoとかEdyとかiDとか同じ読み取り機で色々なサービスに対応しているため、あらかじめ店員にどのサービスを使うか口頭で言う必要があります。(もしくは聞かれる)
例えばセブンイレブンであれば、「nanacoでお願いします」とか「Edyでお願いします」とか。
レジには各サービスに対応したボタンがあるらしく、ちゃんと伝えないとうまく動作しないかもしれません。
お釣りなどはありませんが、レシートがあるので、レシートを受け取るだけ。
もし、チャージ残高が足りない場合は、エラー音がするそうです。
ポストペイ型は、使った分だけ請求される方式なので、基本的には残高を気にする必要はありません。

それから私はまだ未体験なんですけれど、ローソンでおサイフケータイを使う場合は、口頭でおサイフケータイを使うことを告げると、レジにどのサービスを使うか表示されるので、タッチして選択するそうです。

おサイフケータイだと得?

おサイフケータイがなぜ便利かというと、かざすだけで支払うことが出来るためでしょう。男性であればたいてい、財布はズボンのポケットに入れていると思いますが、私は財布を鞄の中に入れていて、すぐに取り出すことができません。
その代わりスマホはポケットに入れているので、すぐに取り出しができるし、いちいちお釣りがないようにお金を探したり、計算間違いがないように計算しなくてもいいのですごく楽です。
実は私も以前はズボンのポケットに財布を入れていたのですが、ある時映画館で映画を見ていると、時間の経過とともに腰に激痛が走るようになり、原因を色々探ってみたら、ズボンの後ろポケットに入れた財布とカード入れが原因だとわかったんです。以来、カード入れと財布はカバンに入れておくようにしたら、車を運転するときも駅でベンチに座るときも腰に負担がなくなったので、もし同じような悩みを抱えている人は、おサイフケータイを利用して財布とカード入れはカバンや車の中に入れっぱなしにしてみてください。腰の痛みがピタリと収まるかもしれません。
それにズボンのポケットに入れておくと、ジーパンなんかはすぐに穴が開いてしまうんですよね。

nanacoのポイント小銭やお釣りをきにしなくてもいいだけではなくて、最大のメリットの1つがポイントが貯まること。
nanacoではおサイフケータイで購入すると、100円あたり1ポイントがつくんです。で、たまにポイントセールなんかをやっていて、指定した商品を購入すると50ポイント(50円分)のポイントがついたりするんです。
Tポイントカードを使っているといつの間にか数千円分のポイントが付いていることがありますが、そんな感じ。
ポイントは現金としてチャージすることもできるので、かなりお得なんです。

ポストペイ型のサービスはクレジットカードのポイントがつきます。
QUICPay(nanaco)だとnanacoのポイントとクレジットカードの両方のポイントがつきます。

おサイフケータイのメリットは、小銭を持ち歩かなくていい。ポイントが付く。と2つの利点があることです。

50ポイントのボーナス
例えば現在セブン-イレブンでnanacoを使って赤城ロイズのアイス210円を購入すると、50ポイントがつきます。1ポイントを1円としてチャージできるので、実質160円で購入したのと変わらないことになります。

複数のサービスを1台で

おサイフケータイは、読み取り機と特定の周波数で高速でやりとりするシステム。
そのため、nanacoやSuica、Edyのカードをカード入れなどに入れて使うと、それぞれが干渉してうまく読み取れないことがあるそうです。
おサイフケータイは、1台のスマホでこうしたサービスを干渉することなしに使える、優れたサービスなのです。

デメリットは?

おサイフケータイのデメリットはプリペイド型の方はいちいちあらかじめチャージしないといけない点。ただ、Edyやポストペイ型は後払い方式なので、このデメリットはありません。が、クレジットカードが必要なので、だれでも使えるというわけでないという点がデメリットでしょうか。
あとはプリペイド型はチャージ額に限度がある点。
スマホを盗まれたら誰でも使えてしまうので、チャージできる額に制限があるのは致し方ありませんね。ただ、数万円単位でチャージできるのと、コンビニ等ではそれほど高額商品が購入できるわけではないので、それほどデメリットには成り得ないかも。
ポストペイ型はチャージしなくても使ったぶんの後払いなので、無制限に使えてしまうわけですが、こちらの場合は1回の使用で1万円までと制限があるので、盗まれた場合もある程度、不正に使用されるのを防げます。

そして最大のデメリットが今あげたように、スマホを盗まれたら勝手に使われてしまうこと。
このへんはお金が入った財布を盗まれてしまうのとまったく同じ。おサイフケータイは電源が入っていなくても、またアプリの操作をしなくてもスマホを読み取り機にかざすだけで使えてしまいます。
そのため、スマホをなくしてしまった場合はすみやかにサービス会社に連絡して、使用できないように措置をとって貰う必要があります。

まとめ

私もはじめてスマホでおサイフケータイを使ってみました。が、最初に書いたように私は財布やカードを鞄の中に入れて外出するので、いちいち取り出したりするのがすごくめんどくさかったので、スマホをかざしただけで支払いが完了する、おサイフケータイはすごく便利だと感じました。
おサイフケータイで使えるサービスは、たくさんあるので複数のアプリをインストールし、契約しておけばほぼどのコンビニでも使用することが出来ると思います。
が、コンビニやファミレスなどはある程度おサイフケータイ対応店はあるのですが、他の店舗ではまだまだ普及しているとは言いがたいです。
自動販売機にも取り入れられ始めていますが、私の自宅の近所の自販機は、まだ1つも対応しているものはありませんでした。
本屋もまだまだ対応していないし、最も普及しているiPhoneはまだFeliCaなどのおサイフケータイには未対応なので、まだまだスマホがあれば財布を持ち歩かなくていい。という状態ではありませんが、今後、どんどん普及していくと思われます。

ちなみに、タバコの自販機のタスポの読み取り機にかざしたところ、スマホの着信ランプが点滅しました。
タスポはFeliCaではないので、おサイフケータイでは対応できないらしいのですが、一応反応はするっぽい。(笑)

 

twitter Facebook はてブ LINE pocet

Sponsard Link

 

 

2016-10-29 00:22 | このページのトップへ | コメントを書く | 管理