パソコンとiPhone・スマホでパスワードを同期する
Last update 2017-04-25 10:42
今までパソコンは「LastPass」を。iPhoneなどスマホには「1Password」を使ってきました。が、この2つのツールの弱点は、LastPassはスマホで使う場合、1Passwordはパソコンで使う場合に有料プランに申し込まなくてはならない点。
どちらにも同じアプリを使えたら便利なのにな~。と思っていたのですが、そんな希望を叶えてくれるのがGoogle Chromeの「Google Smart Lock」です。
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目次
- パソコンでもスマホでも無料でパスワードを同期できるGoogle Smart Lock
パソコンでもスマホでも無料でパスワードを同期できるGoogle Smart Lock
パスワードアプリを使うにあたって重要視する点が、高いセキュリティであると同時に、サービスが終了しないこと(少なくとも数年で)。というのも、以前使っていたPwListは開発がストップしてしまいました。おそらく次のiOSのバージョンアップで使えなくなるでしょう。
それにパスワードを流出させる目的でアプリを公開している可能性もあります。
Google製パスワード管理
今回紹介する「Google Smart Lock」は、Googleが無料で公開しているパスワード管理サービスで、パソコンiPhone、アンドロイドなど全てのプラットフォームで使用でき、無料です。
パソコンでGoogle Chromeを使っていると、このようにパスワードを保存するかどうか聞いてくる場面に遭遇したことはないでしょうか?
これがGoogle Smart Lockで、クッキーとは違います。似たようなサービスではAppleのiCloudキーチェーンが有りますが、残念ながらiCloudキーチェーンはWindowsでは使えません。。。
使用条件
WindowsでもiPhoneでもアンドロイドでも使用できるのですが、使用するにあたって「Chrome」が必要です。
パソコンでの設定
基本的には最初から使えるようになっていますが、実際に稼働しているか確認してみます。
Google Chromeの右上にある①の部分をクリックし、②「設定」をクリックします。
下にスクロールしていき、「詳細設定を表示」をクリックします。
「Google Smart Lock for Passwordsでパスワード...」にあるチェックボックスにチェックが入っていることを確認し、「パスワードを管理」をクリックします。
「自動ログイン」にチェックがついていればGoogle Smart Lockは有効になっています。
ここに保存されているサイトのURL、ID、パスワードが表示されました。
パスワードは「・・・・」と表示されて見ることが出来ないので、「表示」をクリックします。
Windows起動時に入力するパスワードを入力し、OKをクリックします。
残念ながら表示させるだけで修正や編集はできないようです。
パスワードを保存するには
パスワードとIDをGoogle Smart Lockで保存するには、保存したいIDとパスワードを入力するページへ移動します。
ここでは例としてNTT固定電話の明細を見ることが出来る、Webビリングを例に紹介します。
ログインIDとログインパスワードを入力し、「ログイン」をクリックします。
するとChromeの右上にこのような確認画面が表示されます。
パスワードとIDを保存していいのであれば「保存」をクリックします。
すると次回、同じページを表示させると自動でIDとパスワードが入力された状態になります。
Google Smart Lockで自動入力されている場合、入力欄が のような薄い黄色になっています。
クッキーやLastPassなどで自動入力された場合は、このような色にならないので注意。
スマホとの連携
基本的にChromeの「Google Smart Lock」がオンになっていれば、パスワードを保存した時点で他の端末にも反映されます。
先程のWebビリングのログイン画面をiPhoneのChromeで表示させてみました。
すると自動的にパソコンで保存したIDとパスワードが入力されていました。
なお、Webビリングのログイン画面では、入力欄の背景が白い状態でしたが・・・
でんき家計簿のログインページではちゃんと入力部分の背景が黄色になっていました。
保存されたパスワードを管理する
保存したIDとパスワードは、passwords.google.comで表示・管理することが出来ます。
Googleアカウントのパスワードを入力してログインします。
ここでも「Google Smart Lock」のオンオフが出来ます。
この「Smart Lock For Password」をオフにすればすべての端末のパスワード保存が無効になります。
パスワードを削除するには、①の部分をタップし、②のバツじるしをタップします。
パソコンでアクセスした場合は、こんな感じ。バツじるしをクリックすれば削除することが出来ます。
スマホからも保存ができる
パスワードの保存はスマホから閲覧した場合でもできます。
例えばユニクロのログイン画面でスマホのChromeからパスワードを入力してログインしてみます。
この時「ログイン状態を保存」にチェックを入れなくても保存されます。
スマホのChromeでもこのようにパスワードを保存するか聞いてきました。
ここで保存をタップすると・・
パソコンのChromeでログインページを表示させると、IDとパスワードが自動入力されていました。
まとめ
今まで1PasswordやLastPassを使ってきましたが、やっぱりパソコンとスマホで無料で使えたほうが便利。なので今後はGoogle Smart Lockに移行していこうかと思います。
ただデメリットもあって、
- Chromeでしか対応していない
- パスワードの修正・編集ができない
- アプリには未対応
指紋認証にも対応している1Passwordはやっぱり便利。
あと、アンドロイドだと他のアプリでも1Passwordを使ったIDとパスワードの入力が出来る点も魅力。
まだまだ未完なGoogle Smart Lockですが、スマホとパソコンで同じデータを使えるのは便利。
iPhoneのChromeでも使えるので、Windowsを使っていてiPhoneも使っている人は、SafariからChromeに乗り換えるってのもいいかもしれません。
関連ページ
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最終更新日 2017-04-25 10:42
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投稿日:2017-04-25 | | |