Smart Lockとは?
Last update 2018-10-30 21:23
スマートフォンにロック(指紋認証やパスコード)をかけている人は多いと思います。が、時にいちいちロックを解除するのが面倒なときや、そもそもロックをかける必要がないような状況などありますよね。
アンドロイドではロックを掛けるかかけないか、を条件を指定することができます。
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目次
Smart Lockとは
もちろんセキュリティ的に弱くはなりますが、頻繁に使うのにいちいち指紋認証や顔認証をしているのがめんどくさい場合に非常に役に立ちます。
一人暮らしで誰にもいじられる恐れがない場合は、自宅にいる間はロックを自動で解除、なんて設定もできます。
Smart Lockにはいろいろな条件を指定することができるので、セキュリティも踏まえつつ設定するのがいいかと思います。
iPhoneとの違い
セキュリティに関してはiPhoneとアンドロイドでは決定的に違いがあります。iPhoneはとことんセキュリティ重視で、本体内部のデータも暗号化されていますし、Smart Lockのような自動でロックを解除する機能は、指紋認証や顔認証(Face ID)に限定されています。
しかも「顔認証」に関しては、アンドロイドのように写真や双子でも解除できてしまう、というようなこともありません。
Smart Lockで指定できる条件
条件には下のようなものがあります。
- 手に持っている間から机・テーブルに置くまではロックを自動解除
- 自宅など指定した場所で使う場合はロックを自動解除
- ペアリングしたスマートウォッチなどを身に着けている間はロックを自動解除
- 登録した声でロックを解除する
- 登録した顔でロックを解除する
ただし、Smart Lockを有効にするには、必ず1度、指紋認証やパスコードによるロック解除が行われる必要があります。
例えば手に持っていればロックが自動で解除されるのではなく、最初に指紋認証などでロックを解除することで、手に持っている間はロックが自動解除されます。
一度でもテーブルなどに置くと、その時点でSmart Lockが無効になり、もう一度有効にするには指紋認証を行う必要があります。
Smart Lockを有効にするには
Smart Lockは、Android 5.0に搭載された機能なので、Android 4以前のバージョンだと使えないようです。
設定を開き、「ロック画面とセキュリティ」を開きます。
* 画像は
下にスクロールすると「Smart Lock」という項目があるので、ここをタップします。
登録してある
* PINなどパスコードを登録していないと、「Smart Lock」は使えません
設定可能なSmart Lockの一覧が表示されます。
画面はXperiaのもので、機種によっては一部設定できない項目もあります。
* Galaxyでは「認証済みの顔」が設定できない
持ち運び検知機能
一度ロックを解除すると、手に持っている間はロックしない、という条件を指定するには、「持ち運び検知機能」をオンにします。
注意点としては、机などに置く前に友人などに渡したり、誰かに取られたりすると、テーブルなどに置かない限りロックされなくなるという点。
電車やバスで移動する人や、街中で使用する機会が多い人はおすすめできません。
「続行」をタップするとオンになります。
信頼できる場所
自宅など赤の他人がほぼ触れない状況にいるときは、ロックを自動で解除しておきたい場合は、「信頼できる場所」をオンにします。
*ただし、信頼できる場所で1回は、指紋認証やパスコードによるロック解除が必要
Googleマップに自宅を登録していない場合、このように「Google マップに信頼できる場所を設定します」と表示されているので、ここをタップします。
赤い目印の先が自宅になるように移動したら、「更新」をタップします。
ここをもう一度タップします。
画面の下に「この場所を有効にする」という表示が出るので、ここをタップします。
自宅以外にも「職場」など複数指定することもできます。
信頼できる端末
パスコード付きのスマートウォッチを持っているのであれば、「信頼できる端末」がお勧め。
スマートウォッチ以外にも車のBluetoothとも連携できるっぽい。
端末の電源をオンにし、スマホとペアリングしておきます。
「信頼できる端末を追加」をタップします。
登録されている端末が表示されます。
「信頼できる端末を追加」をタップします。
近くに登録できる端末がある場合は、このように名前が表示されるのでタップします。
* スマホとペアリングされている必要があります
注意点としては、Bluetoothが届く範囲であれば登録した端末が近くにあればだれでもロック解除できてしまう点。
注意点としては、スマートウォッチにロックがかかっている状態(腕から外した時など)でも、スマホのロックが解除されてしまう点。
つまり、腕から外したスマートウォッチが近くにあれば、だれでもロック解除できてしまう点。
その分、この「信頼できる端末」が一番便利なんですけれどね。
Voice Match
「Voice Match」とは、CMで有名な「OK Google」でロックを解除する機能。iPhoneのSiriは、誰の声でも反応してしまいますが、Voice Matchは持ち主の声を登録しておき、本人の声にしか反応しません。
参照:スマホの画面が勝手に点灯する原因は?
OK Googleでロックを解除するには、「Voice Matchでアクセス」をオンにします。
まだ音声を登録していない場合、このような説明画面が表示されるので、「使用する」をタップします。
* 声を登録するので静かな場所で、誰もいない場所で行ってください
スマホのマイク(端末の下部)に向かって「OK Google」と発音します。
このとき声色を変えずに、普段しゃべる感覚で発音してください。
認識するとチェックマークが表示されます。
これを4回繰り返します。
「終了」をタップします。
「Voice Matchでロックを解除」がオンにできるようになったので、ここもオンにします。
Voice Matchの弱点は、録音された音声でも動作してしまう点。
基本的には登録した音声でないと反応しないのですが、まれに他人の音声でも反応してしまうことがあります。
認識済みの顔
Smart Lockでは、自分の顔を登録して顔認証によるロック解除もできます。ただ、iPhoneのFace IDやWindows 10のWindows Helloのように、厳密なチェックは行いません。(どちらも奥行きを含めて認証される)
Smart Lockによる顔認証の登録、使い方は、Xperiaで顔認証を使うにはを参考にしてください。
ちなみにGalaxyは、Galaxy独自の顔認証システムが搭載されているせいか、Smart Lockの「認証済みの顔」がありません。まぁ、標準の顔認証の方が便利なんで必要ないんですけれどね。(笑)
Smart Lockがない!?
はじめてSmart Lockを有効にさせようとすると、設定画面には表示されません。
「所有者情報」の下にあるはずなのですが、このように何もありません。
Smart Lockを使うには、まずは「画面のロック」を設定します。
すでにロックを有効にしている人は、読み飛ばして次へ進んでください。
Smart Lockを使うには、「パターン」か「PIN」「パスワード」によるロック解除を設定しておく必要があります。
今回は「パターン」を例に説明します。
パターンを設定します。
※ このパターンを忘れると厄介なことになるので、絶対に忘れないようにしておいてください。
「確認」をタップし、有効にしておきます。
ロック画面(スリープだけを解除した状態)で、通知を表示させるか選択します。基本的には「通知内容をすべて表示します」でOKです。
これ以外を選択すると、メールやLINEで不在着信があった時に、通知表示されなくなります。
「完了」をタップします。
セキュリティ画面に戻るので、下にスクロールし、「信頼できるエージェント」をタップします。
Smart Lock (Google)の右横にあるスイッチをオンにします。
すると、「Smart Lock」が表示されました。
このSmart Lockの部分をタップします。
Smart Lockのいまいちなところ
セキュリティが弱くなる
Smart Lockを有効にすると、どの条件にしろセキュリティが弱くなる点です。
日本のアンドロイド端末のほとんどは、おサイフケータイが使えます。またスマホは個人情報の塊でもあるので、必要に応じてSmart Lockをオンにしたりオフにしたりするよう心掛けてください。
自動でホーム画面に移行しない
Smart Lockで行ってくれるのは、ロックの解除のみです。
指紋認証のように自動でホーム画面に移行してくれません。いちいちスワイプする必要があります。
なぜこんな仕様にしたのか理解に苦しみますが、現状ではSmart Lockではロック画面からホーム画面に切り替えるのに、必ずスワイプの動作が必要になります。
セキュリティを強化する
パターンロックは4つから最大9つの点を指で一筆書きするロック解除方法ですが、14万704通りしかなく、これは3桁のアルファベットによるパスワードと同じレベルのセキュリティらしいです。
が、5回間違えると、30秒間、入力が受け付けなくなるので、仮にパターンロックを解除しようとすると膨大な時間がかかります。
また、パターンロックは左上からスタートする人がほとんどらしい。ので、右上や右下、真ん中上の点からスタートするパターンを登録しておくだけで、セキュリティレベルが上がるそうです。
また、殆どの人が4~5点のパターンらしいので、7つの点を使ったパターンにしておくと、セキュリティレベルが上がると思います。
基本的には電源ボタンを押して、スリープに移行すると、強制的にロックが掛かります(ロックを有効にしている場合)。
上の「電源キーですぐにロック」をオフにしておくと、この「自動ロック」で設定してある時間に再びスリープを解除すると、ロックが無効になります。
頻繁にスマホを使う人には便利かもしれません。
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最終更新日 2018-10-30 21:23
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投稿日:2015-08-23 | | |