スマホの復元 JSバックアップ
Last update 2014/01/03 03:01
前回、JSバックアップというアプリでスマホのバックアップをしたんですが、今度は実際に復元してみました。
iPhoneのバックアップやWindowsのシステムの復元に比べると、かなり手順が多く、初心者には難しいかもしれませんが、アンドロイドのスマートフォでメジャーなバックアップ方法はJSバックアップを使う方法しかないようなので、参考にしてください。
アプリの復元
アンドロイドのバックアップは、iPhoneやWindowsのバックアップと違い、アプリ1つ1つが個別にバックアップされる、という感じ。
そのため、ボタンをタップしたら自動的に全部復元する、という感じではなく、アプリを1つ1つボタンをタップしながらインストールしていくという感じ。
「Facebook」をアンインストールしてみました。
どちらもアプリインストール後、アカウントにログインしなければなりませんが、復元後、どこまで復元してくれるのでしょう?
JSバックアップを立ち上げ、「アプリ」タブをタップし、「復元」ボタンをタップしました。
すると!!
さっそくアンインストールした2つのアプリが「復元アプリ」のところにリスト表示されているではありませんか。
復元させるには「スタート」ボタンをタップします。もし、復元させたくないアプリがある場合、「復元アプリ」の「変更」をタップし、復元させたくないアプリのチェックを外しておきます。
提供元不明のアプリのインストールの許可
すると「アプリの復元するには、提供元不明のアプリのインストールを許可する必要があります」という警告が出てしまいました。
☆ここからちょっと難しくなるので、よくわからない人は次へ進んでください
これはどういうことかというと、JSバックアップのアプリのバックアップは「akp」というアンドロイドのインストールファイルでバックアップされるのです。
Windowsのようなパソコンで言うと、インストール用のファイルがバックアップされる感じ。
iPhoneのようにアプリが勝手にダウンロードされて・・・というような感じではないようです。
で、MicroSDに「akp」ファイルがバックアップされるのですが、MicroSDからアプリをインストールするには、「設定」にある「提供元不明のアプリ」の許可をしないといけないわけです。
「設定」をタップします。
「設定」が開くので、少し下にスクロールしていき、「提供元不明のアプリ」という項目を探し、「提供元不明のアプリのインストールを許可する」にチェックを入れます。
チェックを入れたら、スマホの戻るボタンをタップ。
どのアプリを使ってインストールするか選択します。
「パッケージインストーラ」をタップし、「常時」をタップします。
「常時」をタップすれば、次回以降自動的に「パッケージインストーラ」が自動で起動します。
「Facebook」のインストール画面になりました。
「インストール」をタップします。
インストールが完了しました。
こんなかんじで1つ1つ、復元するアプリをインストールしていきます。
なので、大量のアプリをインストールしている場合など、初期化した時に復元させる場合、メチャメチャ大変になるかも。
すべてのアプリを復元させると、先ほど提供元不明のアプリのインストールを許可するのチェックを入れたので、外しておいたほうがいいですよ。という警告が出ました。
「設定」をタップします。
復元が完了しました。
iPhoneの復元や、Windowsのシステムの復元に比べると、全部自動でやってくれる。というわけではありませんが、初期化したり、スマホを買い替えた時に今まで使っていたアプリをいちいち探してインストールするのは大変なので、JSバックアップを使うと便利かもしれません。
ログイン情報は?
Facebookを立ち上げてみると、ログイン用のログイン情報は復元されていませんでした。つまり、スマホにはじめてインストールした時のように、ログインする必要があります。
連絡先などの復元
今度はメールや連絡先、ブックマークなどスマホに保存していた色々なデータを復元させてみます。
ただ、注意点がいくつかあって、データが残った状態で復元させると、アドレス帳などが重複して登録されてしまったりするので、実際にデータを消したり、重複したデータを削除するようにして復元する必要があります。
再びJSバックアップを立ち上げ、今度は「データ」タブを選択して、「復元」をタップしました。
前回保存したデータが表示されました。
このままスタートをタップすれば、復元が開始されます。
「復元ファイル」の「変更」をタップすると、バックアップしたデータを選択できます。
googleの同期を利用している場合
復元をスタートさせると、このような「復元対象データからご利用アカウントの同期対象データを検出しました。」というような警告が出てきました。
これは、連絡先やカレンダーなどをgoogleアカウントに保存している場合、googleアカウント上に同期しているので、バックアップアプリを使わなくてもインターネット上に保存しているんです。
☆よくわからない!という人は、「復元する(googleで同期しない場合はこちら)をタップして次へ進んでください。
googleアカウントとは
ドコモのアンドロイドのスマートフォンで連絡先を新たに追加しようとすると、このように「ドコモ」のデータに保存するか、googleアカウントに保存するか選択を迫られます。
今後、スマホを使っていく場合、googleアカウントに保存した方がいいのですが、よくわからずドコモの方に保存している人もいるかと思います。
ドコモの方に保存している場合、「ドコモのアドレス帳」を開くと、このように左上に「d」というドコモのマークが表示されます。
googleのアカウントに保存している場合、このように「g」というマークが表示されます。
googleアカウントに保存している場合、「設定」の「アカウント」の「google」の「連絡先」にチェックを入れておけば、アプリを使わなくても自動でネット上にバックアップされます。
二重登録を防ぐ
データを削除していないのに、復元させようとすると連絡先などが二重登録されてしまうことがあります。
なので「詳細設定」の「変更」をタップして、「元データの削除」をチェックしておきます。
こうすると、二重登録を防ぐことができます。
JSバックアップのメリットは、復元させるデータを選択できる点。
メールや通話履歴だけ復元したい!とか、データを選択できる点です。
スタートをタップすると、復元を開始するか聞いてくるので、OKをタップします。
まとめ
iPhoneやWindowsは、OSレベルでバックアップと復元方法が用意されているのですが、アンドロイドでは残念ながらアプリを使わないといけないため、このようにアプリを1つ1つインストールしないといけない、というような手間がかかってしまうようです。
あまり復元をすることや初期化などすることはないかもしれませんが、iPhone関連のツイッターを見ていると、意外と多くの人がデータが消えたりして困っている人もいるので、アンドロイドでも頻繁にバックアップしておくほうがいいかもしれません。
ただ、今回使用したJSバックアップは、すべてのアンドロイドスマホで使用できるわけではなく、場合によって強制終了してバックアップできないこともあるので、注意が必要です。
私のOptimus Itも強制終了してバックアップできませんでした・・・。
このようにアンドロイドは、玄人には向いているかもしれませんが、初心者には敷居が高いことも多いみたいです。
関連ページ
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