スマホ(アンドロイド)のバックアップ方法
Last update 2016-04-26 05:54
スマホ(アンドロイドのこと)でバックアップを行う方法を紹介します。
スマホのバックアップには、標準で用意されているものと、バックアップアプリを使用する方法と2種類があり、2つを組み合わせることで、スマホのデータ等が消えたり、買い換えたり機種変した場合のデータの復元などが簡単にできるようになります。
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アンドロイドのバックアップとは
スマホ(日本でスマホと呼ばれているものはアンドロイドです。スマホとは、正式にはiPhoneも含めたスマートフォンの事です)には、もともとバックアップ機能が用意されていて、デフォルトでオンになっています。
ところがこのバックアップ機能では、アプリのインストールや連絡先などの基本的なことしかバックアップできません。
そのため、アプリを使ったその他のデータのバックアップをしておく必要があります。
バックアップ出来ないもの
なお、今のところアプリのバックアップを使ってもバックアップ出来ない項目があります。
アンドロイドのバックアップで復元できないものは以下。
アプリのデータ
LINEやFacebook、ツイッターなどは、アプリはインストールされるものの、最初からログインし直す必要があります。
また、ゲームなどはゲームアプリ自体にバックアップが用意されているので、そちらを利用してください。
LINEの買い替えによる引き継ぎ方法は、
LINEのスマホの機種変 履歴の引き継ぎと復元方法
を参考にしてください。
ホーム画面の配置
ホーム画面に配置したアプリのアイコン(ショートカット)やウィジェットなどは全て消え去り、はじめから配置しなおさなければなりません。
バックアップしなくても復元できるもの
おサイフケータイ
おサイフケータイのようにSIMに結び付けられているデータは、内部の特殊な場所にデータが保存されているようで、初期化したりしてもデータはそのまま復元できました。
ただし、買い換えたりして別の機種にしてしまうと、消えてしまう可能性があります。
docomoのメモ帳
docomoのメモ帳アプリは、スマホの設定時にdocomoにログインするとデータが復元するっぽい。
バックアップの仕方
1.標準のバックアップ
アンドロイドには、標準でバックアップ機能が搭載されていて、デフォルトでオンになっています。
ただ、バックアップできることが少ないので、後で紹介するJSバックアップなどとの組み合わせが必要です。
標準のバックアップでできること
アプリの自動インストール
新しくスマホを買い替えたり、初期化した場合、使用していたアプリが自動でインストールされます。
ただし、インストールされるだけで、アプリのデータは真っ白(初期化)されて最初から設定し直さないといけません。
連絡先のバックアップ
連絡先は基本的に自動でネット上にバックアップされるので、同じGoogleアカウントでログインすれば、すぐに以前のデータが復元します。
バックアップがオンか確認する
「データのバックアップ」のところがオンになっていると、アプリのデータやインストールしたアプリ情報がネット上に保存されます。
ただし、私が復元させたところ、どんなアプリがインストールしてあったか程度しか、保存はされないようで、ほとんどのアプリのデータは保存されていませんでした。
で、その下の「自動復元」をオンにしておく(デフォルトでオンになっています)と、新たに機種を購入したあと、今まで使っていたアプリが自動的にインストールされます。
さて、標準のバックアップでは、「着信履歴」「メール」「画像」「写真」「動画」「音楽」「着信音の設定」などはバックアップできません。そこで、以下のようにバックアップ専用のアプリを使用します。
2.JSバックアップの使い方
スマホのデータのバックアップには、バックアップアプリとして人気が高いJSバックアップと言うアプリを使用します。
このアプリの特徴としては、アプリ本体までバックアップできるのと、iPhoneへ乗り換えた場合も使用できる点です。
インストール
あらかじめGoogle Playからインストールしておきます。
JSバックアップのダウンロード
バックアップ
JSバックアップでは、バックアップ先として「MicroSDカード」か、「インターネット上」かの2つから選択できます。できれば両方にバックアップしておくことをおすすめします。
このページでは両方へバックアップするための設定方法も紹介しています。
画像や音楽、動画までバックアップするには、64GBのMicroSDカードを用意しておいてください。
アマゾンでだいたい3000円弱で販売されています。
アプリを起動したら、「バックアップ&復元」をタップします。
②の「かんたんデータ移行」は、機種変で別のスマホやiPhoneに買い換えた場合に使う項目です。
①「データ」タブになっていることを確認し、②「バックアップ」をタップします。
「バックアップ先」にある「変更」をタップします。
SDカードへバックアップ
「SDカード」にチェックが付いていることを書くにします。
※ スマホにMicroSDカードを差し込んでおいてください
バックアップデータの選択へ進みます。
ネット上にバックアップ
もし、SDカードがない。とか、ネット上にバックアップしたい。というのであれば、「クラウド」の方にチェックを入れ、「追加」をタップします。
JS Backupがアドレスなどのデータにアクセスしていいか聞いてくるので、「許可」をタップします。
バックアップ先として、Google Driveが追加されました。
「設定」をタップします。
バックアップデータの選択
すべてのデータをバックアップするには、他に設定は必要ありません。
バックアップ開始へ進みます。
ですが、写真や動画などは、MicroSDカードを使っている人は、そちらにすでに保存されていることが多いので、バックアップする必要はないでしょう。
その場合は、この「バックアップデータ」の「変更」をタップします。
バックアップしたいデータを選択します。
チェックを外すと、そのデータはバックアップされません。
「標準アプリデータ」に関しては、すべてチェックを入れたままでOK。
「システム」は、「設定」で保存した着信音などの設定になります。
その下にスクロールして、「画像データ」や「音楽データ」「動画データ」をバックアップするか決めます。
写真や動画などは、数GBになっている可能性があるので、画像などを含めると時間がかかります。そもそもSDカードに保存されているので、あえてバックアップする必要はないでしょう。
もし、画像や動画をネット上に保存したい場合は、Google Photosを使ってください。
バックアップしなくても良いデータは、このようにチェックを外しておきます。
バックアップ開始
もし、ネット上にバックアップを設定している場合は、アップロードが開始されます。
※ パケットを使用するので、Wi-Fiで行ってください
しばらく待つと、バックアップが完了しました。
自動でバックアップする設定をするか聞いてくるので、「設定する」をタップします。
自動でバックアップする
バックアップはなるべく自動で行えるようにしておいてください。以下では、自動でバックアップする方法を紹介します。
JSバックアップの最初の画面の「自動バックアップ」をタップします。
「バックアップ先」と「バックアップデータ」をあらかじめ選択しておきます。
続いてバックアップする間隔を設定します。「間隔、時刻」の「変更」をタップします。
バックアップを1ヶ月に1度だけにするには、「毎月」の部分にチェックを入れます。
これで設定した日と時刻になると、自動でバックアップされます。
バックアップからの復元
続いてバックアップしたデータから復元する方法を紹介します。
「バックアップ&復元」をタップします。
削除してしまったデータから復元することもできるし、新しい機種に買い換えた時も復元することが出来ます。
MicroSDカードにバックアップした場合は、あらかじめMicroSDカードをスマホに挿しておいてください。
①「データ」の②「復元」をタップします。
「復元ファイル」にある「変更」をタップして、復元するバックアップファイルを選択します。
今までバックアップしたファイルが表示されます。
黄色いアイコンの場合は、自動バックアップでバックアップされたデータです。
①復元したいバックアップデータにチェックを入れ、②「選択」をタップします。
バックアップしたデータのすべてを復元する場合は、「復元項目」はこのままでいいのですが、今回は試しに「通話履歴」と「SMS(ショートメールのこと)」を復元させてみます。
データの二重化を防ぐ
このまま復元させると、スマホに残ったデータと復元させたデータが二重化してしまうことがあります。
なので「詳細設定」の「変更」をタップします。
「元データの削除」にチェックを入れます。
これでスマホ内に残っているデータのうち、重複するデータは削除されます。
「スタート」をタップすれば、復元が開始します。
スタートボタンの上に、「SMS/MMSを復元する場合、一時的にデフォルトのSMS/MMSアプリにJSバックアップを設定する必要があります」という警告がありますが、これは・・・
復元する途中で、このような警告が表示されます。
これは、メッセージ(ショートメールを受信するアプリ)を一旦JSバックアップに変更しないと、メッセージを復元できないためで、一時的にJSバックアップに変更します。
ここで「はい」をタップします。(はい。を選択肢ないと復元できない)
先ほど変更したメッセージアプリを元の標準のアプリに戻します。
ショートメールの内容が復元されていました。
誤って削除してしまっても、いつでも復元できます。
先ほど設定した「元データの削除」にチェックを入れないと、このように復元したデータと、元からあったデータが二重になってしまうことがあるので注意です。
と、思ったら・・・
Xperiaには、「電話アプリ」と「ダイアル」という2つのアプリで電話をかけることができるのですが、Xperiaの「ダイアル」には復元されないようです。
バックアップから復元する
さて、バックアップが完了したら、実際に復元させてみましょう。と、思ったんですけれど、復元はまた記事が長くなってしまいそうなので、次回の記事で書いてみたいと思います。
参照:スマホの復元 JSバックアップ
実は、安易に復元してしまおうとすると、連絡先やブックマークが2重になってしまうので、注意が必要なんです。
また、アプリはバックアップと同じ状態で復元するわけでなく、インストールした直後までの復元となります。
このへんはOSでバックアップが装備してあるiPhoneの方が、使いやすいですね。
関連ページ
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【 suuny 】 2015/01/26 16:11
スマホ(アンドロイド)のバックアップ方法を紹介してくれてありがとうございます。本当に助かりましたね。
2016-04-26 05:54 | | |