スマホやタブレットでPDFを見るには
Last update 2012/10/19 02:00
自炊して書籍をPDF化している人も多いかと思いますが、問題となるのが取り込み後、なにで閲覧するか。でしょう。
パソコンだとどうも目が疲れる。
かといってスマホやiPhoneだと小さすぎて見にくい。
先日購入した7インチのタブレット、Nexus 7は大きさ的にも見やすさ的にも自炊したマンガや書籍を見るのにぴったり!!
ところがiPhoneとちがい、あまりPDFや電子書籍用のアプリで「これはいい!」というようなアプリって少ないんですよね~。
私はiPhoneではbREADERを使っているんですけれど、Androidにはないんです。
電子書籍に適しているのはAndroid?iPhone?
自炊した本や電子書籍を見るにはiPadが思いつくかもしれませんが、実はパソコンとの連携はAndroidのほうが1枚も2枚も上手。
iPhoneやiPadでは、iTunesを使ってパソコンの電子書籍をドラッグアンドドロップしなければなりません。しかも、1つのファイルに対して使用出来るアプリは1つだけ。
アンドロイドはその点、すごく楽。
この画像のようにWindows エクスプローラーのようにファイルやフォルダを見ることができるし、ファイルやフォルダの同期も超簡単。
閲覧したいPDFや動画、テキストファイルをタップすると、このように対応したアプリの一覧が表示されます。
SONY ReaderとPerfect Viewerの比較
さて、Androidで自炊した電子書籍を見るには、PDFかテキストファイルか、で違ってきます。
PDFが一般的な感じもしますが、実はあんまりPDFに対応していて使いやすいアプリってそうないんですよね。まぁ、これはiPhoneでもそうなんですけれど。
で、その中でも人気があり私もよく使っているのが、最近アンドロイド版が登場したSONYの電子書籍 Reader。
それと、自炊用アプリとして最も人気が高いであろう、Perfect Viewerです。
SONY Readerは、あのSONYが発売している電子ペーパーのSONY READERのアンドロイドアプリ版らしくて、どちらかで購入したものは両方で読めるらしいです。
SONYのタブレットやスマホしか対応していないらしいのですが、一応Nexus 7にもインストールできました。
この2つのアプリの使い心地などをレポートしてみたいと思います。
SONY 電子書籍 Reader
SONYの電子書籍端末、Readerと互換性のあるアンドロイドアプリ。
PDFにも対応しています。
無料です。
よい点 | イマイチな点 |
|
|
Perfect Viewerの使いやすい点
SONYのReaderの利点は紙のように、めくろうとすると立体的にめくる表現が出来る点。
このように紙の書籍風のページめくりもできるし、動画などによく使われるだんだん薄くなって次のページに切り替わる「フェード」や、指の動きに合わせてページが左右に動く「スライド」の3つから選ぶことができます。
実はPerfect Viewerは、このページの切り替え表現がなくて、パッパっと次のページが表示されるんです。
ところがPerfect Viewerはページの切り替えに時間がかかるので、「あれ?タップできていなかったかな?」なんて何度もタップしちゃうことが多々あるんです。
これがちょっとストレス。
ところがReaderは、紙のように、そしてすごくなめらかにページがめくれるので、このストレスが全くない!
iPhone並みの滑らかさとサクサク感で、一度体験しちゃうと手放せないんですよね。
それと、Perfect Viewerは画面の中央より左側をタップすると次のページヘ。
画面中央より右側をタップすると前のページヘ移るんですけれど、Readerのようにスワイプしてページをめくるのに対応していないので、意外と持っている手の指で画面をタップしちゃって勝手にページが進んじゃうことが多々あるんです。
また、そうならないように気をつけてもつのもちょっとストレスがたまる。
ところがReaderは、スワイプしてページをめくるったり、タップでページをめくったり選択ができるので、この点でもストレスフリー。
しかも画面のどこでもスワイプできるし、左から右へスワイプすると次のページ。
右から左だと前のページなので、感覚的にわかりやすい。
以上の2つがPerfect ViewerとSONY Readerの大きな違い。
ここがいまいち
ただ、この上の2点を除くと、ちょっと使い心地が悪い点も多々あります。
その一つが、初めて開くファイルの読み込みに時間がかかること。
動画でも紹介しましたが、マンガを始めて開こうとすると40秒ほどかかっています。
一度開いた書籍は、アプリの本棚に掲載されるようになるのですが、本棚から開くと結構素早く表示されますが、初めて開くファイルはすんごい時間がかかる。
SONY Readerの本棚は、Perfect Viewerの本棚と違い、本の表紙が大きく表示されて見やすいのが特徴。
ただ、ページの切り替え自体はすごく軽くて速いです。
動画でも紹介していますが、SONY Readerは最初のファイルの読み込みに時間がかかり、ページをめくるのがサクサク。
Perfect Viewerは、最初の読み込みはそれほど時間がかかりませんが、ページの切り替えが若干遅い。
もう一つの弱点として、機能が凄くシンプルなため、色を変更したり背景と文字を反転したりすることが出来ないんです。
これに関しては、以下のPerfect Viewerで紹介します。
Perfect Viewer
自炊ユーザーや仕事でPDFを使っている人にはなくてはならないアプリがこのPerfect Viewer。
機能もすごく豊富で、しかも無料。
ただし、このアプリだけではPDFに対応していないので、プラグインもインストールする必要があります。
Perfect Viewerの使いやすい点
機能・設定が豊富
まず機能がすごく豊富。
あまりに多くてこれをしたい時は、どこをどう選べばいいかわからなくなるぐらい。(笑)
拡大・縮小可能
それとReaderではページの拡大・縮小ができなかったのですが、Perfect Viewerでは自由自在。
ピッチイン、ピッチアウトでスムーズに拡大縮小ができます。
スクロール
画面を横向きにした時に横幅が合うように拡大すると、ページを進ませるようにタップすると、画面を3分の1だけ下にスクロールしてくれる点もグッド。
マンガや雑誌などは、1ページを3分割ぐらいしてコマ割りしているんで、縦表示だとちょっと小さいかな。なんてときもタップしてスクロールしてくれるので、雑誌の閲覧などでは使いやすいです。
白黒反転
使いやすさの点ではSONY Readerの方が上なのですが、Perfect Viewer を手放せない点が、この白黒反転。
この機能を有効にさせるとフイルムのネガのように、白い部分は黒に、黒い部分は白く色を反転させることができます。
これを利用すると、白地に黒い文字のPDFもこのとおり。
で、白地に黒い文字だと長時間呼んでいると目がつかれるんですけれど、これなら目が疲れにくい!
夜、電気を消した状態でも目に優しく、文字だけの書籍の場合はこのモードで読んでいます。
これはReaderは出来ないので、マンガはSONY Reader。
雑誌、文庫本はPerfect Viewerを使う。というように、2つのアプリを使い分けています。
2012/10/19 02:00 | | |