なくしたスマートフォンを探す Androidデバイスマネージャー
Last update 2017-03-19 22:41
スマートフォンをなくした時に、簡単に探すことが出来る「デバイスマネージャー」という機能を紹介します。
単になくした場所がわかるだけでなく、大きな音を鳴らしたり、スマホにパスワードを掛けたりすることも出来ます。また、家族や友達などのリアルタイムの居場所を調べることも出来ます。
iPhoneにも同じ機能が搭載されています。iPhoneの場合は、なくしたiPhoneを探す iCloudを参考にしてください。
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目次
デバイスマネージャーを使い方
基本的には(たぶん)、最初から使えるようになっていると思うので、実際に今使っているスマホの位置を調べてみましょう。
スマホの位置を調べるには、Googleのデバイスマネージャーというサイトを利用します。
デバイスマネージャーには誰でもアクセスできるわけではありません。
スマホで利用しているGoogleアカウントのメールアドレスとパスワードがわからないとログインできません。
スマホで利用しているGoogleアカウントのメールアドレスを入力します。
メールアドレスがわからない場合は、Googleアカウントを調べるに進みます。
パスワードを入力します。
パスワードをわすれた場合は、Googleのパスワードの再設定で設定し直すことが出来ます。
デバイスマネージャーにログインできました。
左下の「着信音を鳴らす」をタップすると、スマホの音を鳴らすことが出来ます。
真ん中の「ロック」は、スマホにパスワードを掛けて、使えないように出来ます。
右下の「消去」は、スマホを初期化してすべてのデータを消します。
最悪、誰かの手にわたってしまった場合は、この「消去」でデータを消去できます。
2台以上持っている場合
スマホを複数所有している場合は、①の部分をタップすると、該当するスマホを選択できます。
デバイスマネージャーをオンにする方法
最新のスマホであればデバイスマネージャーは最初からオンになっているはずです。もし、位置情報がうまく取得できないのであれば、デバイスマネージャーがオンかどうか確認します。
デバイスマネージャーのオン・オフの確認は以下。
Xperiaの場合
エクスペリアのデバイスマネージャーの確認方法は、「設定」を開き、「セキュリティ」をタップします。
「Androidデバイスマネージャー」にチェックが入っているか確認します。
チェックが入っていればOKです。
チェックが入っていない場合は、チェックを入れます。
チェックを入れると、このような警告が表示されるので、右下の「有効にする」をタップします。
Galaxyの場合
Xperiaの「設定」を開き、「ロック画面とセキュリティ」をタップします。
「Androidデバイスマネージャー」がオンになっているか確認します。
もし、オフ(灰色)になっている場合は、タップしてオン(水色)にします。
オンにするときはこのような確認画面が表示されます。右下の「有効にする」をタップします。
これでデバイスマネージャーが使えるようになりました。
AQUOS PHONEの場合
シャープの「AQUOS PHONE」のデバイスマネージャーの確認方法は、「設定」を開き、「ロックとセキュリティ」をタップします。
「Androidデバイスマネージャー」にチェックが入っているか確認します。
チェックが入っていない場合は、チェックを入れます。
なお、「おまかせロック」は、ドコモの似たようなサービスですが、おまかせロックは電話(0120-524-360)に電話するだけで、スマホにロックを掛けることが出来るサービスです。
デバイスマネージャーをオンにする場合、このような確認画面が表示されます。
右下の「有効にする」をタップします。
これでスマホを探すことが出来るようになりました。
古いスマホの場合
アンドロイド5.0以前のスマホの場合で、「Google設定」と言うアイコンが有る場合は、以下のようにしてデバイスマネージャーのオン・オフの確認をします。
もしデバイスマネージャーのページで、このように「Android デバイスマネージャーの位置情報アクセスは無効になっています」という表示が出た場合は、スマホの設定でデバイスマネージャーがオフになっています。
この場合、以下のやり方でオンにしておきます。
「戻る」ボタンをタップして戻ります。
「リモートでこの端末を探す」がオン(緑色)になっているか確認します。
ここがオフになっていると、デバイスマネージャーでスマホを探すことが出来ません。
「リモートでのロックとデータ消去を」をオンにしておくと、万が一、スマホを落として誰か知らない人に盗まれた場合などに、スマホをリモートで初期化することが出来ます。
連絡帳のデータは、自動的にネット上にバックアップされているので、後で復元することが出来ます(メールやLINEの履歴は消えてしまう可能性があります)
音を鳴らす
「着信音を鳴らす」をタップすると、スマホから音を鳴らすことが出来ます。
部屋の中にあるスマホを探すのにも役に立つ機能ですね。
「Android デバイスマネージャー」という部分をタップすると、着信音が止まります。
パスワードを掛けてロックする
「ロック」を選択すると、スマホにパスワードを掛けることが出来ます。
「新しいパスワード」と「パスワードの確認」に新しいパスワードを入力します。
「復旧メッセージ」は、スマホを拾った人が画面を点灯させると表示されるメッセージです。
例えば「このスマホを拾った方は、警察に届けてください!」など表示させることが出来ます。
「電話番号」は、ロック画面に表示されたボタンをタップするとかかる電話を登録しておきます。
すべてOKなら、「ロック」をタップします。
落としたスマホには、このような画面が表示されます。
「所有者に発信」をタップすると、先ほど登録した電話に電話が発信されます。
もし、スマホのスリープを解除しようとすると、このようにパスワード入力画面が表示され、正しいパスワード入力をしないと使えなくなります。
なお、数字だけだとPINを入力という画面ですが、英字を指定した場合は、このような画面になります。
パスワードを5回間違えると、30秒間、入力を受け付けなくなります。
なお、Androidデバイスマネージャーで「ロック」すると、以後、毎回パスワードを入力しないとスリープ解除できなくなります。
その場合は、「画面ロックを選択でスワイプが選択できない場合」を参考に、パスワードを解除してください。
Googleアカウントを調べるには
Googleアカウントを調べるには、「設定」を開き、「アカウント」をタップします。
表示されているメールアドレスが、Googleアカウントです。
ここに表示されているGoogleアカウントと同じGoogleアカウントでログインします。
デバイスマネージャーのログインへ戻ります。
以下は、古いスマホの場合の設定方法です。
古いスマホの設定 デバイスマネージャー
スマートフォンの位置情報を特定するには、GPS、Wi-Fiによる位置情報、3Gアンテナによる位置情報と3つの方法で特定します。GPSが最も正確ですが、屋内のようなGPSが届かない場所でも、Wi-Fiや3Gアンテナによる位置情報が特定できます。
なので当然、位置情報をオンにします。
「位置情報サービス」をオンにします。
「位置情報にアクセス」「GPS機能を使用」「Wi-Fi/モバイル接続時の位置情報」の3つがオンになっていることを確認します。
「Wi-Fi/モバイル接続時の位置情報」は、GPSなどが届かない場所で位置情報を割り出すための設定です。
デバイスマネージャーを使えるようにする
「位置情報へのアクセス」にチェックが入っていることを確認し、「現在地送信機能」がONになっていることを確認して下さい。
なお、この時に表示されているメールアドレスのアカウントを使ってパソコン上などで探すので、googleアカウントが複数ある人は、このメールアドレスを覚えておいてください。
位置情報の送信が確認できたら、「戻る」をタップし、続いて「Androidデバイスマネージャー」をタップします。
「リモートでこの端末を探す」と「リモートでのロックとデータ消去を許可する」にチェックが入っていることを確認します。
これでスマートフォン側の準備が出来ました。
パソコンのブラウザからスマホの位置を探す
googleにログインする
さて、では実際にパソコンのブラウザ上からスマホの位置をマップ上に表示させてみましょう。
まずはAndroidデバイスマネージャーのページヘアクセスします。
このようなログイン画面が表示された場合、先ほどのGoogle設定の「位置情報へのアクセス」の下に表示されたgoogleアカウントでログインしてください。
googleアカウントの取得については、googleアカウントの取得を参考にしてください。
Androidのスマートフォンを使う場合は、使いはじめの設定で取得しているはずです。
すでにパソコン上でgoogleアカウントにログインしている場合も、このようにパスワードの入力が求められます。
逆に言えば、会社の誰かが本人が居ない間に、その人のパソコンを操作してスマホの位置を探そうとしても、パスワードを入力しないと探せないようになっています。
最初の1回めだけ、このように注意事項が表示されるので、「承認」をクリックします。
複数、スマホやタブレットを所有している場合は、探したいスマホの名称を選択します。
右上の丸で囲まれた部分をクリックすると、スマホの位置が表示されます。
位置情報を取得した最後の時間や、スマホが最後に使われた時間なども表示されます。
位置情報を利用できません
なお、「位置情報を利用できません」というエラーが表示される場合は、ブラウザの更新ボタンを押して、再度、Androidデバイスマネージャーのページへログインしてみてください。
長時間ログインしたままだと、位置情報を調べようとしてもこのようなエラーになって、調べられなかったり、アラームを鳴らせなかったりするようです。
また、はじめからこのエラーが表示される場合は、Androidの位置情報の設定がうまく言っていない可能性があります。
もう一度、このページの初めから見なおして、チェックしてみてください。
着信音を鳴らす
今まで、なくしたスマホや携帯電話を探す時は、なくした携帯に電話宛に電話をかけて、音を頼りに探したりしていましたが、Androidデバイスマネージャーを使えば電話をかけなくても着信音を鳴らすことが出来ます。
「着信音を鳴らす」をクリック。
確認してくるので「着信音」をクリックします。
一度音を鳴らすと、スマホの電源ボタンやホームボタンを押すまで、最大5分間鳴り続けます。
音は以下の様な感じ。(音が出るので気をつけてください)
それほど不快感が生じるような音ではないので、安心。
なお、位置情報は取得できても、着信音(アラーム)を鳴らせない場合も結構あります。
この場合も、長い間デバイスマネージャーにログインしたままにしていると、アラームが鳴らせなくなるようで、その場合はもう一度ブラウザの更新ボタンを押して、ログインしなおしてください。
このように「着信音を鳴らしています」という表示が出現すれば、一応、スマホ側に指示が飛んでいる。とういことらしい。
当然のことながら、スマホの電源が切れていたり、3GやWi-Fiの電波が届かない位置にあると、位置情報やアラームなどの設定ができないので注意してください。
マナーモードにしていたら?
マナーモードにしていても、「着信音を鳴らす」では、ちゃんとアラームがなるので安心してください。
スマホにパスワードをかける
もし、どこか公共の場所にスマホを落としてしまって、誰かに拾われる可能性がある場合、個人情報を漏らすのを防ぐために、スマホにパスワードを掛けたり、データを全て消去したりすることが出来ます。
準備
準備が整っていない場合、「着信音を鳴らす」の右横は、「ロック/データ消去をセットアップ」というボタンになっているので、ここをクリックします。
再びAndroidデバイスマネージャーのページを更新すると、このように「ロック」と「消去」というボタンが追加されているはずです。
ここで「ロック」をクリックすると・・・
このようにパスワード入力画面になるので、4文字以上の数字やローマ字、記号を入力します。
文字数は多ければ多いほど、セキュリティは上昇します。
また、数字以外のローマ字や記号にすると、入力時にキーボード選択画面が表示され、スマホによってはすぐにスリープ画面になってしまうので、本当にどこかへなくしてしまった場合は、数字のみより英数字や記号が混じっているパスワードにした方がいいかもしれません。
で、見つかった場合は、Androidデバイスマネージャーの「ロック」を開けば、新しいパスワードに修正できるので、簡単な数字に変更すればOKです。
メッセージを表示させることも出来る
「復旧メッセージ」の部分に、メッセージを入力して、拾った人に表示させることが出来ます。
パスワードとメッセージが入力できたら、「ロック」をクリックすると、即、パスワードロックがかかります。
実際にやってみた
ロックを設定すると、電源ボタンを押すとこのように設定したメッセージが表示されます。
パスワード入力画面にするには、「ホーム」をタップします。
数字のみのパスワードに設定した場合、このようなディスプレイキーボードが表示されます。
パスワードを入力したら、「OK」をタップします。
パスワードは5回連続して間違えると、このように30秒間入力の受付ができなくなります。
ロックが毎回かかる
なお、Androidデバイスマネージャーで「ロック」を設定すると、以後、スリープを解除するたびにパスワードを入力しなくてはならなくなるので、パスワードを解除してやります。
まずは「設定」を開き、「ロックとセキュリティ」をタップします。
「スライドまたはタッチ」にすると、パスワード入力を省略できるようになります。
データを削除する
もし、最悪、誰かに拾われて持ち去られてしまった場合は、電話帳などのデータを削除することが出来ます。
「削除」をクリックすると、データを削除できます。
あいにく私はまだ試していませんが・・・。
この後、確認画面が出てきて、リモート操作でデータを削除することが出来る・・・と、思います。
なお、電話帳などはgoogleアカウントに保存されたままになっているので、あとで復元することが出来ます。が、アプリなどは新たにインストールする必要があります。
iPhoneも全く同じ機能があるのですが、iPhoneはiCloudという強力な機能と、バックアップがAndroidに比べ、かなりいい出来なので、データをすべて削除しても、あとで見つかったり、買い直してもすぐに今まで通りに復元することが出来ます。
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最終更新日 2017-03-19 22:41
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投稿日:2014-03-29 | | |